【オークス2023】2冠達成は通過点 異次元の末脚に勝利の女神が微笑む

競馬予想

オークスの枠順が発表されました。詳しい枠順については以下を参照してください。

オークス(G1) 出馬表 | 2023年5月21日 東京11R レース情報(JRA) – netkeiba.com

今回は枠順を考慮してオークスの最終予想を発表していきたいと思います!

オークスの過去10年データ分析は↓こちらをぜひ参考にしてください!

オークス 最終予想

◎ リバティアイランド

本命はリバティアイランド。想定1番人気、鞍上は川田将雅騎手。桜花賞1着からの参戦です。

説明不要の絶対女王。前走3着以内、前走4コーナー通過順3番以下、通算出走数5戦以内、前走上がり3ハロン順位3位以内、前走馬体重450kg以上とほぼすべてのプラスデータに該当します。さらに想定1番人気でこのままこの人気なら複勝率80%のデータにも該当します。

この馬といえば衝撃の新馬戦。新馬戦ではJRA史上歴代最速タイの上がり31.4秒を記録しました。(ラスト600mのタイム)このタイムは2022年新潟1000mでルッジェーロに並ぶ記録。1000m直線レースと同タイムをマイル戦、しかも新馬戦で出したというのは驚き。これだけ速い上がりを出せるので末脚が重要となるこのレースには非常に向いています。

これだけの高いポテンシャルをいかんなく発揮したのが前走の桜花賞。スタートから終始最後方でレースを進めました。そして最終直線では4コーナー通過16番手から異次元の末脚で追い込み1着。とてつもないパフォーマンスでの勝利でした。

この勝利でさらに評価したいのは馬場傾向的に圧倒的に不利であったという点。桜花賞はコース替わり初週の開催で前有利の傾向が非常に強かった。2着コナコーストは2番手、3着ペリファーニアは4番手と先行していた馬が好成績。5着以内の馬で4コーナー10番手以下を走っていたのはリバティアイランドのみでした。馬場傾向が不利の中でこれだけ派手な勝ち方をできるのは能力が突出している証拠です。

桜花賞で記録した上がり3ハロンタイムは32秒9。33秒台を記録するだけでも末脚自慢と呼ばれる中で32秒台の上がりを記録し、これは桜花賞歴代最速タイ。さらにすごいのは上がり2位の馬と0.7秒差もあること。上がり2位とのタイム差では桜花賞歴代2位。1位はアーモンドアイ。無敗の三冠牝馬のデアリングタクトは0.5秒差。過去の牝馬と比較しても牝馬三冠を獲らないといけない存在だと思います。

不安点としては距離。これまで1600mまでのレースしか走ったことがなく2400mという距離の壁をどれだけ乗り越えられるのか。また、鞍上の川田将雅騎手は2020年の京都大賞典を最後に2400m以上の重賞を勝っておらず、長距離レースに不安が残る。そして管理する中内田厩舎も2000mまでの重賞しか勝った経験がありません

しかし、距離に不安があるのはこの馬だけでなく、2400mを走った経験がある馬はいません。血統的にもドゥラメンテ産駒で父は2400mのダービーで勝利しており、同じ産駒のタイトルホルダーは現役最強のステイヤーと長距離でも問題はなさそう。調教助手さんからも「調教段階では問題ないだろうと予想しています。」とコメントされています。

また、今回は3枠5番に入りました。内枠に入れたことで距離ロスの心配が少なくなりました。後方から末脚を生かす脚質なので内枠で揉まれてしまい、唯一負けたアルテミスSのような展開になってしまう可能性もあります。それでも前走は2枠からの勝利だったのでこの馬にとっては関係ないでしょう。

桜花賞でのパフォーマンスをみても三冠を獲らないといけない存在だと思いますし、川田騎手も実力・実績ともに信頼できる騎手なので、ここは通過点として難なく勝利してほしい。

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〇 ハーパー

対抗はハーパー。想定2番人気、鞍上はC.ルメール騎手。桜花賞4着からの参戦です。

前走4着以内、前走4コーナー3番手以下、通算出走数5戦以内、前走馬体重450kg以上のプラスデータに該当します。また、想定2番人気で、このままの人気なら複勝率60%のプラスデータにも該当します。

前走の桜花賞は3番人気ながら4着に敗れました。4コーナーを6番手で通過して早めに抜け出しを狙ったのかルメール騎手は早めに仕掛けていったようですが、エンジンの掛かりがかなり遅かった印象で最後まで伸びきれませんでした。過去のレースをみても33秒台の瞬発力のある末脚というよりもいい脚を長く使える印象。この特徴からも今回の距離延長は歓迎だと思います。

距離延長については前走のレース後ルメール騎手が「距離が伸びたらいいと思います。体はまだよくなりそうです」とコメント。調教助手さんからも「この馬のポテンシャルを発揮しやすいのは、今回の舞台だと思います。ジョッキーとの呼吸も合わせられるようになってきていますので、2400メートルは問題ないと思いますよ」と太鼓判。管理する友道厩舎もダービー2勝と長距離を得意としていますし、2着とはいえ2000mレースを経験している点も評価できます。

不安点としては末脚。このレースは前走上がり3位以内の馬が好走するなど上がり上位の馬がそのまま上位に来る傾向が強いです。それに対してハーパーはこれまで上がり3位以内を記録したのは新馬戦の1回のみ。直線の長い東京では決め手に欠けているといえます。ハーツクライ産駒であり、同産駒のドウデュースをみても速い上がりを使えそうな血統ながら発揮できていない点は不安です。

それでも2走前のクイーンCでは東京で初重賞制覇。この時はドゥアイズウンブライルモリアーナとレベルの高いレースで直線での不利がありながらも勝ち切れているので東京でも問題なく好走できる可能性は高いと思います。

今回6枠12番に入ったことも少し不安が残ります。というのも6枠は過去10年で好走馬が出ていません。最後に好走したのは2011年2番人気3着のホエールキャプチャ。この死にデータを覆せるのかというのは注目ポイント。

それでも、鞍上のルメール騎手は東京2400m戦で複勝率69%という素晴らしい結果を残していて心強いですし、過去の調教ではドウデュースに食らいつくほどの勝負根性をみせていたので距離不安がないぶん十分好走できます。

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▲ シンリョクカ

三番手はシンリョクカ。想定7番人気、鞍上は吉田豊騎手。桜花賞6着からの参戦です。

阪神JF2着とGⅠでの好走経験のある馬。前走4コーナー3番手以下、通算出走数5戦以内、前走上がり3ハロン3位以内のプラスデータに該当します。一方で前走5着以下、前走馬体重450kg未満のマイナスデータにも該当します。

それでも評価したいのは前走桜花賞での内容。6着と敗れましたが、リバティアイランドの見解でも書いた通り、このレースは前有利の展開。4コーナー11番手と後方から差してきたこの馬にとっては圧倒的に不利な展開でした。10番手以下で周ってきた馬の中ではリバティアイランドを除いて最先着。後方から唯一伸びてきていた馬といってもいいかなと思います。

さらに前走は抽選対象からの出走で輸送もあり調整も十分ではなかったと思います。それに対して今回はあらかじめ出走が決まっていたことで調整はましになるはず。さらに美浦所属の馬なので輸送がなくなることもプラスです。

こうした状況、展開的に不利の中で上がり3位の末脚で伸びてきての6着。負けて強しの内容。さらに4着のハーパーとは0.1秒差。ある程度展開が向いていたハーパーと比べると内容は上だった。今回距離適性によっては逆転もあり得るかなと思います。ただ、同じような不利展開で勝ち切ったリバティアイランドには実力差を見せつけられているので、勝てるイメージは湧きません。

その距離適性については、血統的に父サトノダイヤモンドとスタミナのある血統なので問題なさそう。実際に土曜の京都5R芝2400m戦で同じサトノダイヤモンド産駒3歳牝馬のピーシャが2着と好走しているのでこなせる可能性は高いです。

不安点としては馬体重440kgと小柄な点。2400mと未知の距離でタフなレースになるオークスでは過去10年データで450kg未満の馬は【0-1-1-31】と苦戦傾向。中間の調教でもそこまで馬体重が増加していない。

さらに今回8枠17番と大外枠に入ってしまったことで距離ロスの可能性もあり、小柄なこの馬がどこまで耐えられるのかは不安が残るところ。

しかし、前走の桜花賞も小柄な馬にはかなり厳しいタフな傾向にあるレースでした。そのレースで強い内容で走れているのでこの馬ならこなしてくれると期待。また、昨年はさらに小柄なピンハイが3着と差のない4着に好走。枠に関しても末脚を活かしたいこの馬にとっては直線で外に出しやすい枠に入れたかなと捉えています。小柄でも問題ないことを証明してほしい。

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△ イングランドアイズ

前走のフローラSは4着に敗れましたが、一番強い内容の競馬をしていたのはこの馬だったかなと感じています。このレースは東京開幕週で前有利の傾向。1着のゴールデンハインドは逃げ切り、2着ソーダズリング4コーナー4番手と前を走っていた馬でした。そんな中で4コーナー14番手から上がり最速の末脚で追い込んできての4着は負けて強しの内容だったと思います。後有利のレースで馬場傾向もフラットになってきている今なら逆転も十分ありえます

さらに枠も大外8枠。1~3着の馬は4枠、2枠、1枠と内枠からロスなく競馬をしていました。対してイングランドアイズは8枠発走から直線ではかなり外に膨れるロスの多い競馬。レース後コメントでは「枠ですね。枠が当たった時点で他に邪魔されませんが、勝ちに行くのは難しいと思っていました。」とあり、枠の差が大きく出たレースだったのかなと思います。

前々走のクイーンカップもハーパーウンブライルドゥアイズとハイレベルレースながら0.1秒差の4着。1勝馬ながら重賞で十分勝負できる実力はあります。2重賞共に東京開催であったため、コース適性も問題なさそうです。

しかし、今回も前走と同じく大外8枠18番に入ってしまいました。ゲートに難がある馬なので、内枠を引きたかったところ。前走の反省をしてどのような競馬をしてくるのかに期待。

前走は2000mのレースでかなりの距離ロスがありながら、強い内容の競馬をしていたので2400mにも十分対応できる力はあるでしょう。また、血統的にも父はマイルGⅠで活躍していたKingmanながら母はオークスを制覇したヌーヴォレコルト。母からも適性があることが分かりますし、その母は桜花賞を派手な追い込みで制した川田騎手騎乗のハープスターを破ってのオークス制覇。ハープスターは今年のリバティアイランドと被るところが多く、偉大な母同様に絶対女王を破ることに期待です。

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△ ドゥアイズ

桜花賞5着、クイーンカップ2着、阪神JF2着と勝ち切れてはいないもののGⅠでも十分勝負できる力を持っています。

前走の桜花賞は4コーナー8番手と後方からの競馬でこの馬も展開的に向いていなかった。さらに直線で進路を探す場面もあり、時間を要していた。それでも5着に入ったのは強かったかなと思います。

この馬で評価したいのは距離適性。血統的にShirley Heights – Mill Reef の血を持っています。この血統を持つ馬ではタイトルホルダーやパンサラッサがおり、昨年のスターズオンアースとスタニングローズもこの血統を持っていた。このことからも距離適性はありそう。

さらに前走後には「距離が伸びていいのは間違いありませんし、オークスに向けては、いい競馬ができたと思います」とコメントされています。また、デビューから3戦を洋芝でタフな札幌競馬場でのレースを使われていて、陣営の距離適性の高さへの期待を感じます。

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△ ラヴェル

唯一リバティアイランドに勝利している馬。GⅠでは連続11着と大敗が続いているものの、絶対女王を倒した東京に舞台が戻るならチャンスがあるのではないか。

今回1枠1番に入りました。気性に難がある馬なので内枠で馬群に揉まれて折り合いを欠いてしまうと2400mもたなくなることが考えられます。しかし、「2走前と着順は同じだったけど、折り合ってスムーズに運べていたし内容は全く違った。あれなら距離が延びても対応できそう。」とのコメントもされており気性面での改善がみられる様子。

また、出遅れ癖のある馬でもあります。これまではすべてのレースで外枠で出遅れが致命的なロスになることが多かった。それに対して1枠1番に入ったことで8枠よりは巻き返しやすい枠かなと考えています。

1枠は複勝率30%と好走率の高い枠。姉のナミュールも昨年桜花賞10着と大敗からオークスで3着好走をみせました。姉に続く好走に期待です。

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まとめ

今回はオークスの最終予想を発表していきました。最終予想印は以下の通り

◎ リバティアイランド

〇 ハーパー

▲ シンリョクカ

△ イングランドアイズ、ドゥアイズ、ラヴェル

先週は3連単を的中できたので、今週もこの勢いのまま馬券を的中していきたいと思います!

今週もいい競馬ライフを送りましょう。ありがとうございました!

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