5月14日(日)にはGⅠヴィクトリアマイルが開催されます。今年は最強牝馬決定戦に相応しい豪華メンバーが揃いました。
「二冠牝馬」スターズオンアース、「白毛のアイドル」ソダシ、「未完の大器」ナミュール。その他ソングライン、スタニングローズといったGⅠ馬や久しぶりのマイル挑戦となるメイケイエールも出走してきます。

強い馬が多すぎてどれがいいか分からないよ!
この記事を読んでくれているということは僕と同じような不安を抱えている方も多くいると思います。そこで今回は過去10年データ分析から好走馬を絞り込んでいきたいと思います!
過去記事では大阪杯10番人気3着のダノンザキッド、皐月賞で5番人気2着のタスティエーラと穴馬を推奨できています。特にNHKマイルカップでは9番人気1着のシャンパンカラーをはじめ1~4着馬すべてを推奨できました!
今週もあなたの予想・馬券のお手伝いが出来たら嬉しいです!早めに予想を始めて競馬ライフを楽しみましょう!
- 勝率・・・1着になる確率
- 連対率・・・2着以上になる確率
- 複勝率・・・3着以上になる確率

ヴィクトリアマイル コース特徴

コース形態 | 芝・ダート | 距離 | 直線の長さ |
---|---|---|---|
左回り | 芝 | 東京1600m | 525m |
2コーナーからスタートするワンターンのレース。スタートから3コーナーまで550mもあるためそこまで激しいポジション争いはおきにくい。3コーナーの手前から下り坂に入り、4コーナーを過ぎると525mの最後の直線を迎え、直線入り口では急坂も待ち構えています。3コーナーからの下り坂でペースが速くなりやすくなるためなかなか息を入れるタイミングが難しいコース形態。マイル戦であるもののスピードだけでなくスタミナやパワーも問われるレース。

ヴィクトリアマイル 過去10年データ分析

馬齢別成績
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4歳 | 4-6-2-61 | 5.5% | 13.7% | 16.4% |
5歳 | 4-3-7-58 | 5.6% | 9.7% | 19.4% |
6歳 | 1-1-1-23 | 3.8% | 7.7% | 11.5% |
7歳 | 1-0-0-4 | 20% | 20% | 20% |
馬券の中心は4,5歳馬。ここ3年は馬券内15頭すべてが5歳以下の馬でした。軸馬は若い馬を狙いたい。
6歳以上は苦戦傾向。6歳以上で好走した4頭のうち3頭は前年にGⅠレースで連対経験があった馬でした。GⅠで実績のない馬には厳しいレースです。

人気別成績
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 3-2-0-5 | 30% | 50% | 50% |
2番人気 | 0-0-1-9 | 0% | 0% | 10% |
3番人気 | 0-2-0-8 | 0% | 20% | 20% |
4番人気 | 1-2-0-7 | 10% | 30% | 30% |
5番人気 | 2-0-3-5 | 20% | 20% | 50% |
6~9番人気 | 3-0-4-33 | 7.5% | 7.5% | 17.5% |
10番人気以下 | 1-4-2-80 | 1.1% | 5.7% | 8% |
上位人気馬が信頼できないレース。1~3番人気の馬から2頭以上馬券内に入ったのは過去10年で2016年の1回のみ。上位人気馬の信頼し過ぎには注意。
一方で10番人気から7頭好走するなど穴馬の活躍が目立ちます。2015年には3連単2000万馬券が飛び出しました。穴馬を積極的に狙いたいレースです。
無料で勝馬予想!穴馬券を当てる!

枠順別成績
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 0-0-3-17 | 0% | 0% | 15% |
2枠 | 2-1-2-15 | 10% | 15% | 25% |
3枠 | 4-0-1-15 | 20% | 20% | 25% |
4枠 | 0-3-1-15 | 0% | 15.8% | 21.1% |
5枠 | 0-3-0-16 | 0% | 15.8% | 15.8% |
6枠 | 2-1-0-17 | 10% | 15% | 15% |
7枠 | 2-0-1-25 | 7.1% | 7.1% | 10.7% |
8枠 | 0-2-2-26 | 0% | 6.7% | 13.3% |
複勝率に関しては枠順による大きな有利不利はありません。しかし、勝ち馬は2・3・6・7枠の4つに絞られています。特に2・3枠は複勝率も高く狙いたい枠です。
1枠は苦戦傾向。連対馬は過去10年で出ていません。過去8年に絞ると1頭しか好走していません。1枠の馬は割り引きたい。

所属別成績
所属 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
美浦 | 3-4-4-52 | 4.8% | 11.1% | 17.5% |
栗東 | 7-6-6-94 | 6.2% | 11.5% | 16.8% |
勝ち馬、好走数は栗東所属有利傾向。しかし、連対率・複勝率ともにほとんど差はありませんでした。所属による有利不利は考えなくていいです。
今なら、無料登録で【馬王Z】自動運転攻略法を提供!!競馬予想なら! 競馬最強の法則WEB

脚質別成績
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-0-1-8 | 10% | 10% | 20% |
先行 | 3-2-3-30 | 7.9% | 13.2% | 21.1% |
差し | 6-7-5-61 | 7.6% | 16.5% | 22.8% |
追い込み | 0-1-1-48 | 0% | 2% | 4% |
直線の長い東京コースのため差し馬有利の傾向。東京マイルはハイペースになりやすく外差しが決まりやすいコースでもあります。先行馬も複勝率が高く、軸馬は先行・差し馬を狙いたい。
差しが決まりやすいコースですが追い込み馬は苦戦傾向。追い込みで好走したのはリスグラシューとショウナンパンドラのみ。1番人気、2番人気と実力が高い馬でないと好走できていません。後ろ過ぎる脚質の馬は割り引き。
Xserverビジネス
前走別成績
前走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
JRA・GⅠ | 4-0-3-19 | 15.4% | 15.4% | 26.9% |
JRA・GⅡ | 5-5-5-67 | 6.1% | 12.2% | 18.3% |
JRA・GⅢ | 1-5-2-44 | 1.9% | 11.5% | 15.4% |
オープン特別 | 0-0-0-2 | 0% | 0% | 0% |
条件クラス | 0-0-0-10 | 0% | 0% | 0% |
地方・海外 | 0-0-0-5 | 0% | 0% | 0% |
過去10年で馬券に絡んだのは前走重賞組のみ。グレードが上がるほど好走率が高い傾向。ここ3年は前走GⅠ組が勝利しています。
最も好走数の多いのはGⅡ組で、好走した15頭のうち12頭は前走阪神牝馬Sの馬でした。このローテーションの馬を狙いたいところですが、阪神牝馬S勝ち馬は【0-1-0-9】複勝率10%と苦戦している点には注意したい。
前走条件戦、海外だった馬は消し。
×アヴェラーレ、ソングライン
Xserverドメイン
前年の芝1600mのJRA・GⅠで5着以内に入った経験の有無別成績
経験の有無 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
あり | 9-4-1-35 | 18.4% | 26.5% | 28.6% |
なし | 1-6-9-112 | 0.8% | 5.5% | 12.5% |
このレースはマイルの牝馬最強決定戦らしく、マイルGⅠでの実績が重要になります。前年のマイルGⅠで5着以内に入った経験のあった馬が9勝をあげています。軸馬はマイルGⅠ実績のあった馬から。
マイルGⅠで勝っていた馬は【4-1-1-4】複勝率60%とさらに好成績を残しています。2014年の11番人気ヴィルシーナ、2016年の7番人気ストレイトガールと下位人気から勝つケースも見られます。
○スターズオンアース、ソダシ、ソングライン、ナムラクレア
スタンダードプラン 詳細はこちら
東京芝重賞での3着以内の経験の有無別成績
経験の有無 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
あり | 9-6-6-58 | 11.4% | 19% | 26.6% |
なし | 1-4-4-89 | 1% | 5.1% | 9.2% |
東京芝重賞で3着以内経験のあった馬が9勝とコース適正も問われるレースです。この経験が無かった馬は2017年のアドマイヤリードの1勝のみと勝ち切れていません。この経験が無かった馬は割り引き。
ここ2年の勝ち馬は東京マイル重賞での勝利経験がありました。過去10年でもこの経験があった馬は【5-3-1-14】複勝率39.1%と好成績。コース適正も判断材料にしたい。
×ナムラクレア、ルージュスティリア、サウンドビバーチェ、ララクリスティーヌ、アートハウス、ロータスランド、ステラリア、アヴェラーレ、クリノプレミアム、サブライムアンセム、ディヴィーナ
大川慶次郎のパーフェクトの理由?【無料】お試し大川慶次郎情報

ヴィクトリアマイル 枠順確定前予想

◎ スターズオンアース
本命はスターズオンアース。想定1番人気、鞍上はC.ルメール騎手。大阪杯2着からの参戦です。
昨年牝馬二冠を達成し、ここまで9戦走っていながら馬券内を外したことがないという安定感ある成績を残しています。データ的にも前走GⅠ組、前年の芝1600mGⅠで5着以内の経験あり、東京芝重賞での3着以内経験ありのプラスデータに該当しています。また、1600mGⅠである桜花賞で前年勝利しているため【4-1-1-4】複勝率60%の強力データにも該当します。
この馬で評価できるのは前走の大阪杯。このレースでは2着に敗れたものの負けて強しの内容でした。前走は勝ったジャックドールをはじめ、ヒシイグアス、ダノンザキッド、ジェラルディーナなど4頭のGⅠ馬と多数の重賞勝ち馬がそろったレベルの高いレースでした。このハイレベルレースでスタートで出遅れながらハナ差2着に迫ったことはまず評価できるでしょう。
特に注目したいのは4コーナーの通過順位。この馬は4角9番手の位置。一方で1着のジャックドールは1番手、3着ダノンザキッドと4着マテンロウレオは3番手を通過していました。これらを考慮すると前有利の展開で後方からのスターズオンアースには不利なレースであったことが分かります。それにも関わらずハナ差2着に迫ったことはさらに評価できますし、勝ってもおかしくない内容でした。
ここまで9戦して5戦で上がり最速。現在3戦連続で上がり最速を記録しており、確実な末脚をもっている馬です。前走は直線約350mの阪神コースでしたが、今回は直線約530mの東京コースに変わります。直線の長い今回のほうがより持ち味を発揮しやすく、コース適正としては向いています。
不安点としてはマイル戦への対応がどうか。桜花賞を勝利するなどマイル戦での勝利もあり、東京1600mでもクイーンカップで2着になるなど適正は高いはず。しかし、ここ3戦は2000m以上のレースを使ってきています。そのため久しぶりのマイル戦での速いペースについていけるのかには不安が残りますし、ここ2戦出遅れ癖がみられるため、今回も同様ならさらに追走が苦しくなるでしょう。
それでも今回のメンバーでは明確な逃げ馬は不在です。先行馬はある程度いるものの、激しいポジション争いが起きにくいコース特徴であるため、追走が楽な平均からややスローなペースに落ち着くのではないかと思います。そうなれば中団で脚を溜めて自慢の末脚を発揮するだけです。
もしハイペースになったとしても、前走の大阪杯ではジャックドールのつくった1000m58.9秒という速い流れにも追走できていたので十分対応できる力はあるでしょう。
鞍上のルメール騎手は東京芝1600mでは過去3年で【11-9-3-8】複勝率74.2%と圧倒的な実績があります。心強い相棒とともにオークスを制して以来の東京でGⅠ3勝目を狙います。
高知競馬を買うならオッズパーク
○ ソダシ
対抗はソダシ。想定2番人気、鞍上はD.レーン騎手。マイルCS3着からの参戦です。
昨年のヴィクトリアマイル覇者。マイル戦では【4-0-1-0】、東京マイル戦でも2戦2勝と無類の強さを誇ります。データ的にも前走GⅠ組、前年の芝1600mGⅠで5着以内の経験あり、東京芝重賞での3着以内ありのプラスデータに該当します。また、マイルGⅠでの勝ちもあるので【4-1-1-4】複勝率60%のデータにも該当します。「白毛のアイドルホース」はその名に違わぬ実力を兼ね備えています。
前走のマイルCSは勝ち馬のセリフォスをはじめ、シュネルマイスター、ソウルラッシュ、ダノンスコーピオンなどマイルの猛者たちが一堂に会したレースでした。このレースでソダシは4角4番の先行策をとりました。それに対して1着のセリフォスは13番手、2着のダノンザキッドは9番手など1~7着までソダシを除きすべて4角6番手以下の馬で決着していました。後有利の展開で前のポジションで粘りこんでの3着は非常に評価できる内容でしょう。
しかし、進路は十分空いていながら直線での伸びを欠いていた面も感じられました。ソダシの持ち味は瞬発力というよりもスピードの持続力なのでこのスタイルなのは仕方ありません。それでも直線がより長くなる東京では末脚勝負となった場合にキレ負けする不安もあります。昨年は内枠からロスなくレースを運び最後の直線で伸びる脚を使えていました。今年も好走するためにぜひとも内枠が欲しいところ。
不安点としては騎手の乗り替わり。今回はデビューから乗ってきた吉田隼人騎手からD.レーン騎手へ変更となりました。ソダシは気性が難しい面があり、前走もスタート後に少し折り合いを欠く場面も見られました。よく知る鞍上からの変更でうまく乗りこなせるのかには疑問が残ります。
また、D.レーン騎手は天才騎手ですが、来日してからフローラSで2番人気5着、青葉賞で5番人気8着、NHKマイルカップで1番人気5着と人気馬に乗りながら、府中では精細を欠いています。レーン騎手が本来の実力を取り戻せるかもにも注目です。
それでもコース適性が問われるリピーターレースで前年覇者、東京マイルでは2戦2勝と抜群の相性。マイルでのこの馬は外せません。半年ぶりのレースですが、休養明けは3戦2勝と結果を残しており桜花賞を制覇した時と似たようなローテーション。新しい相棒とともに完璧で究極のアイドルへ!
無料で勝馬予想!穴馬券を当てる!

▲ ララクリスティーヌ
三番手はララクリスティーヌ。想定9番人気、鞍上は菅原明良騎手。京都牝馬S1着からの参戦です。
ここまで【6-3-0-3】と堅実な走りが魅力な馬。前走京都牝馬Sを勝利したように主戦としている距離は1400mですが、マイル戦では2戦2勝、前々走は東京マイルで勝利をあげています。
昨年から一気に力をつけてきた印象で2022年からは【3-2-0-1】と抜群の成績。その中でも2着となったスワンSを評価したい。この時2着に敗れましたが、1着馬はダイアトニック。1400m重賞で4勝をあげている強豪でした。そんな相手の得意距離で0.2秒差にまで迫れたのは高評価。また、スワンSは牡馬混合戦。ダイアトニックも牡馬。牡馬相手でもGⅡで十分勝負できる力を持ってるので、GⅠとはいえ牝馬限定戦なら通用する可能性もあります。
このレースはコース適性が求められます。鞍上の菅原騎手によると「コーナーから仕掛けていく流れになると、勝負所で少し手応えが甘くなる」「コーナーで急かして加速していくよりも、持ったまま直線に向かっていける東京コースは合っている」コース適性は十分ありそう。
その菅原騎手とは【4-2-0-0】連対率100%と相性抜群!その相棒は春の東京開催が始まってから7勝。フローラSでは7番人気ながらゴールデンハインドで1着。この馬と共にGⅠ制覇するために調子を上げてきています。昨年から若手騎手の初GⅠ制覇の流れが生まれており、高松宮記念では同期の団野大成騎手が初GⅠ制覇。人馬共に初GⅠ制覇へ準備万端です。

まとめ
今回はヴィクトリアマイルの過去10年データ分析と枠順確定前予想を発表していきました
プラスデータ | マイナスデータ |
---|---|
4・5歳馬 | 6歳以上 |
1・5番人気 | 2・3番人気 |
2・3枠 | 1枠 |
先行・差し馬 | 追い込み馬 |
前走重賞組 | 前走オープン・条件クラス・海外 |
前年の芝1600mGⅠでの5着以内経験あり | 前年の芝1600mGⅠでの5着以内経験なし |
東京芝重賞での3着以内経験あり | 東京芝重賞での3着以内経験なし |
枠順確定前予想印は以下の通り
◎ スターズオンアース
〇 ソダシ
▲ ララクリスティーヌ
枠順確定後には最終予想も投稿するのでぜひチェックしてください!
今週も一緒に当てられるように頑張りましょう!ありがとうございました!

コメント