【天皇賞(春)2023】タイトルホルダー王座は譲らない 過去10年データ分析

競馬予想

4月30日(日)に天皇賞・春が開催されます。3200mという長距離レース。馬の実力がそのまま着順に反映されやすいレースでもあります。

前哨戦の日経賞を8馬身差の圧勝でその実力を再び見せつけた王者タイトルホルダー。この馬に死角はあるのか?

対するは昨年菊花賞を沸かせた3頭。アスクビクターモアボルドグフーシュジャスティンパレス。ハイレベルの4歳世代が絶対王者に挑みます。この他、シルヴァーソニックディープボンドといった歴戦の猛者たちも虎視眈々とその王座を狙っています。

ジュリケイバ
ジュリケイバ

こんなレースどの馬を狙ったらいいか分からないよ!

この記事を読んでいただいているということは、少なからずみなさんも同じような不安を抱えているのではないでしょうか?

そこで今回はこの天皇賞・春の過去10年データを分析し、好走馬を絞り込んでいきたいと思います!

このデータ分析記事では過去に大阪杯でダノンザキッド10番人気3着桜花賞でペリファーニア5番人気3着皐月賞でタスティエーラ5番人気2着と連続で穴馬の好走を導き出すことができています!

今週もみなさんの馬券のお手伝いができたら嬉しいです!一緒に馬券を的中させましょう!

勝率・・・1着になる確率

連対率・・・2着以上になる確率

複勝率・・・3着以上になる確率

天皇賞・春 コース特徴

コース形態芝・ダート距離直線の長さ
右回り京都3200m403.7m

天皇賞・春専用コース。向こう正面半ばからのスタートで3コーナーにかけて高低差4.3mの坂を上り、4コーナーにかけて下る。この坂以外はほぼ平坦なコース

直線は約404mと東京に次いで3番目に長く、平坦なため差し・追い込みが決まりやすい。しかし、差し馬が4コーナーで外を回ると距離ロスが大きく、届かないことがあるので注意。

天皇賞・春 過去10年データ分析

馬齢別成績

年齢成績勝率連対率複勝率
4歳4-2-4-2810.5%15.8%26.3%
5歳5-4-1-419.8%17.6%19.6%
6歳1-3-2-312.7%10.8%16.2%
7歳0-0-3-170%0%15%
8歳0-1-0-120%7.7%7.7%
9歳0-0-0-20%0%0%
10歳0-0-0-30%0%0%
11歳0-0-0-10%0%0%

馬券の中心は5歳以下の若い馬。長距離レースであるため、年齢によるスタミナ面の衰えの影響が大きいようです。軸馬は4・5歳馬から。

7歳以上の馬は割り引き。過去6年に絞ると好走したのはパフォーマープロミスの3着のみ。近年はより高齢馬が活躍しにくい傾向です。馬連なら消し、3連系なら3列目。

×アフリカンゴールド、サンレイポケット、シルヴァーソニック、トーセンカンビーナ、ヒュミドールメロディーレーン

人気別成績

人気成績勝率連対率複勝率
1番人気3-3-0-430%60%60%
2番人気5-0-1-450%50%60%
3番人気1-2-1-610%30%40%
4~6番人気1-2-5-223.3%10%26.7%
7~9番人気0-1-1-270%3.4%6.9%
10番人気以下0-2-2-720%2.6%5.3%

上位人気馬が順当に勝っているレース。10年で馬連万馬券は1回のみ。馬券内30頭のうち20頭が3番人気と大荒れは期待できなさそう

勝ち馬はすべて4番人気以内。4番人気以内は【10-6-6-18】複勝率55%とかなりの信頼度。軸馬は4番人気以内から。

枠順別成績

枠番成績勝率連対率複勝率
1枠3-1-1-1316.7%22.2%27.8%
2枠1-1-1-155.6%11.1%16.7%
3枠1-1-1-165.3%10.5%15.8%
4枠1-1-4-135.3%10.5%31.6%
5枠0-1-0-190%5%5%
6枠1-3-1-155%20%25%
7枠1-1-1-214.2%8.3%12.5%
8枠2-1-1-237.4%11.1%14.8%

長距離レースでは距離ロスの少ない内枠有利の傾向。1枠は最多の3勝、複勝率も27.8%とかなり高いです。4番人気以下から好走した14頭のうち10頭は4枠より内枠。

8枠からの好走も4頭いますが、すべて2番人気以内。大外からの好走はかなり実力が問われます。人気馬はどの枠からでも、4番人気以下は内枠から。

所属別成績

所属成績勝率連対率複勝率
美浦5-2-3-3211.9%16.7%23.8%
栗東5-8-6-1024.1%10.7%15.7%
その他0-0-1-10%0%50%
美浦・・・関東、栗東・・・関西、その他・・・地方・海外

美浦、栗東共に5頭ずつ勝ち馬をだしています。好走数では栗東が上回っていますが、好走率では美浦が上回っています。所属はそこまで気にしなくていいです

その他で好走したのは2013年のレッドカドー。イギリスの馬でした。今年の該当馬はいません。

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脚質別成績

脚質成績勝率連対率複勝率
逃げ2-0-0-918.2%18.2%18.2%
先行4-8-6-1910.8%32.4%48.6%
差し3-2-4-664%6.7%12%
追い込み0-0-0-400%0%0%
マクリ1-0-0-233.3%33.3%33.3%

先行馬が複勝率48.6%と圧倒的な成績。連対率も32.4%と優秀です。軸馬はまず先行馬から。

逃げ馬は複勝率18.2%とそこそこですが、3番人気以内に絞ると【2-0-0-1】複勝率66.7%。上位人気の逃げ馬なら問題ないでしょう。2番人気以内の逃げ馬なら勝率100%

一方で追い込み、マクリといった後方待機の脚質で勝ったのはゴールドシップのみ。追い込みは消し。差しも好走数こそ多いものの複勝率12%と苦戦傾向です。

性別成績

性別成績勝率連対率複勝率
牡馬・セン馬10-10-9-1296.3%12.7%18.4%
牝馬0-0-1-80%0%11.1%

圧倒的に牡馬有利傾向。馬券内30頭のうち29頭を占めています。

一方で牝馬は出走頭数が少ないものの、1頭しか好走していません。2021年のカレンブーケドールのみ。この馬はGⅠで3回2着になった実績がありました。牝馬は消しでいいです。

×メロディーレーン

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前走着順別成績

前走着順成績勝率連対率複勝率
4着以内9-8-10-758.8%16.7%26.5%
5着以下1-2-0-611.6%4.7%4.7%

前走4着以内に好走していた馬が圧倒的な成績を残しています。2021年4着のアリストテレス、2020年6着のキセキなど近年でも人気に応えられなかった例があります。

前走5着以下から好走したフェノーメノ、シュバルグランは前年にGⅠ制覇、カレンミロティックは前年の天皇賞・春で3着。5着以下からの好走には前年のGⅠでの実績が必要なようです。

×アイアンバローズ、アスクビクターモア、サンレイポケット、ディープボンド、ディープモンスタートーセンカンビーナ、メロディーレーン

前走別成績

前走成績勝率連対率複勝率
日経賞4-2-3-437.7%11.5%17.3%
阪神大賞典2-4-4-473.5%10.5%17.5%
大阪杯2-1-0-622.2%33.3%33.3%
AJCC1-0-0-150%50%50%
有馬記念1-0-0-0100%100%100%
ダイヤモンドS0-1-1-160%5.6%11.1%
京都記念0-1-1-50%14.3%28.6%
日経新春杯0-1-0-00%100%100%
ドバイWC0-0-1-10%0%50%

天皇賞・春の前哨戦として活躍馬が多いのは日経賞阪神大賞典大阪杯の3レース。この3レースで1着だった馬は【5-3-3-10】複勝率52.4%と好成績。軸馬はこの3レースを使っていた馬から。

○タイトルホルダー、ジャスティンパレス

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騎手別成績

騎手成績勝率連対率複勝率
武豊2-1-0-525%37.5%37.5%
蛯名正義2-0-1-428.6%28.6%42.9%
C.ルメール2-0-1-525%25%37.5%
福永祐一1-1-1-512.5%25%37.5%
横山典弘1-0-1-416.7%16.7%33.3%
岩田康誠1-0-0-516.7%16.7%16.7%
横山和生1-0-0-150%50%50%
過去10年で勝利している騎手

「長距離は騎手で買え」という格言があるように過去10年で勝利した騎手はベテランジョッキーばかり。横山和生を除く6人に共通するのはGⅠ15勝以上ということ。

現役でGⅠ15勝以上達成しているのは武豊騎手、C.ルメール騎手、M.デムーロ騎手、池添謙一騎手、横山典弘騎手、岩田康誠騎手、川田将雅騎手。彼らの乗る馬には注目です。

○サンレイポケット、ジャスティンパレス、ヒュミドール、ボルドグフーシュ、マテンロウレオ

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種牡馬別成績

種牡馬成績勝率連対率複勝率
ステイゴールド4-1-1-1123.5%29.4%35.3%
ディープインパクト3-2-2-2011.1%18.5%25.9%
ブラックタイド2-0-0-0100%100%100%
ドゥラメンテ1-0-0-0100%100%100%
ハーツクライ0-5-2-160%21.7%30.4%
キズナ0-2-0-00%100%100%

過去10年で産駒を連対させた種牡馬は6頭のみ。特に強いのがステイゴールドディープインパクトハーツクライ。ステイゴールド系種牡馬のオルフェーヴル産駒にも注目です。

ブラックタイド、キズナ産駒で好走したのはキタサンブラック、ディープボンドの1頭ずつのみ。

○アイアンバローズ、アスクビクターモア、アフリカンゴールド、シルヴァーソニック、ジャスティンパレス、ディープモンスター、ディアスティマ、トーセンカンビーナ、ヒュミドール、マテンロウレオメロディーレーン

天皇賞・春 枠順確定前予想

◎ タイトルホルダー

本命はタイトルホルダー。想定1番人気、鞍上は横山和生騎手。日経賞1着からの参戦です。

昨年の天皇賞春勝ち馬。長距離では敵なしといってもいいほどの絶対王者です。データ的にも5勝と最も勝ち馬の多い5歳馬、前走4着以内のプラスデータに該当しています。また、日経賞、阪神大賞典、大阪杯の3つのレースを1着だった馬は【5-3-3-10】複勝率52.4%。前走日経賞を勝ったこの馬も該当します。

その前走日経賞は絶対王者にふさわしい圧巻の内容。雨の影響により不良馬場での開催となったことで逃げ馬には不利な展開になることも予想されましたが、終始先頭でレースを進めると直線で突き放し8馬身差の圧勝。菊花賞馬アスクビクターモア、エリザベス女王杯2着のライラックがいるなどハイレベルレースでこの内容は彼の実力に疑いの余地がないことを示しました。

昨年の有馬記念で大敗したことで能力の衰えも囁かれましたが、それは凱旋門賞出走により調整が万全ではなかった。体調面さえ問題なければこの馬で間違いないでしょう。

不安点があるとしたら京都競馬場に開催が戻ることがどう影響するか。この馬は阪神競馬場が大得意だったので、この変更は少しは影響が出ると考えています。しかし、これまでの戦績を考えると、超高速のレコード決着になった宝塚記念でも圧勝。前走不良馬場ながらも圧勝。このようにどんな馬場でも好走できる自在性を持っています

また、天皇賞春は京都開催2週目となります。まだまだ芝が荒れておらず、前が止まらない傾向になると考えられます。1周目のレースを見てもかなり前有利の傾向が感じられました。逃げ馬にとってはこの傾向は歓迎です。

数こそ少ないものの、2番人気以内の逃げ馬は現状勝率100%なので軸馬としては最適でしょう。天皇賞春2連覇に期待がかかります。

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○ ジャスティンパレス

対抗はジャスティンパレス。想定2番人気、鞍上はC.ルメール騎手。阪神大賞典1着からの参戦です。

4歳馬で前走4着以内の先行馬とデータ的にプラス要素の多い馬。日経賞、阪神大賞典、大阪杯の3つのレースを1着だった馬は【5-3-3-10】複勝率52.4%。この馬もこの強力データに該当します。また、鞍上のルメール騎手は天皇賞春【2-0-1-5】複勝率37.5%と好成績を残しています。

前走の阪神大賞典はかなり強い内容でした。終始前方でアフリカンゴールドとディープボンドに囲まれる形でレースを展開。長距離レースはスタミナが求められるため馬と騎手の折り合いが重要。このように囲まれては折り合いを欠いてしまう馬も多い中で落ち着いた様子でレースを進めていました。

また、直線で加速し始めた時にアフリカンゴールドとディープボンドに挟まれたことで急停止。しかし、そこから再加速して外から伸びてきていたボルドグフーシュを追い抜き、突き放す素晴らしい末脚。0.3秒差の快勝。不利がありながらも上がり最速を記録できていたので、スムーズに競馬できていたらさらに着差は広がっていたでしょう。

不安点としてはハイペースについていけるのかという点。前走の阪神大賞典は前半1000m1分4秒9というかなりのスローペース。1~5着まで4コーナー5番手以内を走った馬が占めるという前有利な展開。

これに対して今回はタイトルホルダーの他に菊花賞を逃げ切ったアスクビクターモアがいるのでハイペースになることが予想されます。ジャスティンパレスはこのペースについていけるのか?

この馬はハイペースでも問題ないと思います。その理由は菊花賞。菊花賞ではアスクビクターモアの他にセイウンハーデスが思い切った逃げを敢行。前半1000m58.7秒というハイペースになりました。このペースで大外8枠発走ながら3着、1着とも0.1秒差まで迫ったいたので、十分ハイペース適正があるでしょう。

前走ルメール騎手は初騎乗ながらかなりうまく乗っていたと思いますし、馬自身も3歳からの成長を感じさせる内容だったので初のGⅠ制覇にも期待できます。

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▲ アスクビクターモア

三番手はアスクビクターモア。想定5番人気、鞍上は横山武史騎手。日経賞9着からの参戦です。

複勝率27.8%と最も好走率の高い4歳馬。前走日経賞組というのもこのレースと相性の良いローテーションです。また、父ディープインパクトという血統で、血統面もレースとの相性抜群。ディープインパクト産駒は【3-2-2-20】複勝率25.9%。

菊花賞を制し世代最強ステイヤーとして期待された前走日経賞は1番人気ながらまさかの9着と大敗。しかし、内容は見直しできるもの。前走は不良馬場での開催。血統的にはパワーよりもスピードタイプなので良馬場の方が向いている。この馬自身もダービー3着から1番人気で臨んだセントライト記念では稍重馬場で2着に敗れているので良馬場でないと十分力を発揮し切れていない

また、不良馬場に戸惑ったのかゲートで突っかかってしまいジャンプ発信の形で大出遅れ。逃げ馬にとっては致命的なロスで後方からの競馬を余儀なくされました。得意の形でレースを進められず直線中盤で失速。実力不足による負けではなかったので度外視できる内容です。

前走5着以下に敗れた馬は複勝率4.7%と苦戦傾向ですが、この条件から好走した3頭はともに前年にGⅠでの実績がありました。アスクビクターモアも昨年菊花賞を勝っているので、このマイナスデータを覆せる要素を持っています。

今回タイトルホルダーがハイペースで逃げることになりそうですが、菊花賞では1000m58.7秒のハイペースで前に不利な展開ながらなんとか逃げ切り。ハイペース適正もあります。菊花賞では2番手追走からの勝利だったので、タイトルホルダーとの先頭争いでうまく1番手を取れなくても問題なさそう。

ただ、本番の天気次第で良馬場になるのかまだ分かりませんし、前走の内容では古馬になってからの58kgという高斤量に耐えられなかった可能性も捨てきれないので3番手まで。当日良馬場開催になりそうで、いい枠を引ければ評価を上げたい1頭。

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まとめ

今回は天皇賞(春)の過去10年データ分析と枠順確定前予想を発表していきました。

プラスデータマイナスデータ
4・5歳馬7歳以上
4番人気以内5枠
内枠追い込み馬
先行馬2番人気以下の逃げ馬
牡馬・セン馬牝馬
前走4着以内前走5着以下
日経賞・阪神大賞典・大阪杯組
ステイゴールド・ディープインパクト・ハーツクライ産駒

枠順確定前予想印は以下の通り

◎ タイトルホルダー

○ ジャスティンパレス

▲ アスクビクターモア

枠順確定次第最終予想も投稿するのでチェックしていただけると嬉しいです!

今週も一緒に当てられるように頑張りましょう!ありがとうございました!

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