【宝塚記念2023】イクイノックスに危険データ!? 過去10年データ分析

競馬予想

6月25日(日)にはGⅠ宝塚記念が開催されます。春競馬最後のGⅠ。次のGⅠは10月1日のスプリンターズSまでないので、悔いのないのように春競馬を締めくくりましょう!

より宝塚記念を楽しむためにも今回は過去10年データ分析から好走馬を導くヒントを探っていきたいと思います!

ジュリケイバ
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イクイノックスに勝てる馬なんかいるの?

今回の注目といえば世界ランキング1位のイクイノックスです。この現役世界最強馬を負かせる馬などいるのか。この強敵相手にジャスティンパレスジェラルディーナアスクビクターモアといったGⅠ馬達に加えてディープボンドボッケリーニといった強豪たちも虎視眈々と初戴冠を目指します。

この過去10年データ分析では過去に大阪杯で10番人気3着のダノンザキッド、NHKマイルカップで9番人気1着のシャンパンカラーと穴馬を推奨!ヴィクトリアマイルでは3連単を的中させています!今回もあなたの予想の参考になれるように頑張ります!

  • 勝率・・・1着になる確率
  • 連帯率・・・2着以上になる確率
  • 複勝率・・・3着以上になる確率

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宝塚記念 コース特徴

コース形態芝・ダート距離直線の長さ
右回り2200m356m

外回りコースの4コーナー出口付近からスタートして内回りを1周。スタート直後が長く緩い下り坂があり、そこから急坂を登る。この急坂はコースを1周したのちにゴール手前でも登ることになる。そのため、かなりスタミナを必要とするレースで、長距離を走れるような馬が好走しやすいです。

内回りは直線が短く、逃げ、先行馬が残りやすい。馬場の内側をロスなく走れる先行馬の方がスタミナを温存しやすくもある。そのため差し馬は早めに仕掛けて中団の好位につけられるようにしたい。

宝塚記念 過去10年データ分析

馬齢別成績

馬齢成績勝率連対率複勝率
4歳3-1-5-288.1%10.8%24.3%
5歳7-4-5-3713.2%20.8%30.2%
6歳0-4-0-250%13.8%13.8%
7歳0-1-0-140%6.7%6.7%
8歳0-0-0-80%0%0%
9歳0-0-0-10%0%0%

5歳馬が7勝、複勝率30.2%と優勢。勝ち馬10頭すべて、馬券内30頭のうち25頭が4・5歳馬。軸馬は4・5歳馬から探したい。

馬券内は7歳馬まで。6歳以上ながら好走した5頭のうち4頭はGⅠでの連対経験がある馬でした。GⅠ実績のある馬は高齢でも要注意。

6歳以上の馬が好走したときは必ず2着である点にも注目したい。

人気別成績

人気成績勝率連対率複勝率
1番人気2-2-1-520%40%50%
2番人気3-0-2-530%30%50%
3番人気2-0-0-820%20%20%
4~6番人気1-4-3-223.3%16.7%26.7%
7~9番人気2-2-1-256.7%13.3%16.7%
10番人気以下0-2-3-480%3.8%9.4%

1・2番人気は複勝率50%と高い好走率を記録しています。勝ち馬10頭のうち7頭が3番人気以内なので上位人気は素直に評価してよさそう。

一方で7~9番人気でも複勝率16.7%と高い。軸には3番人気以内馬を据え、相手に人気薄の穴馬を絡めて高配当を狙いたいレースです。

枠順別成績

枠順成績勝率連対率複勝率
1枠0-2-2-100%14.3%28.6%
2枠1-1-2-116.7%13.3%26.7%
3枠1-1-1-126.7%13.3%20%
4枠0-1-1-140%6.3%12.5%
5枠1-3-0-145.6%22.2%22.2%
6枠0-0-1-190%0%5%
7枠0-2-1-190%9.1%13.6%
8枠7-0-2-1430.4%30.4%39.1%

圧倒的に8枠が好成績。勝ち馬10頭のうち7頭が8枠でした。8枠からはラブリーデイ6番人気1着、マリアライト8番人気1着、スワーヴリチャード6番人気3着と下位人気からでも好走できています。

しかし、スタミナを求められるコースであるためロスなく走れる内枠有利の傾向。特に1枠は4頭中3頭が7番人気以下と穴馬の好走が目立ちます。

所属別成績

所属成績勝率連対率複勝率
美浦3-3-0-2310.3%20.7%20.7%
栗東7-6-10-906.2%11.5%20.4%
その他0-1-0-00%100%100%
美浦・・・関東、栗東・・・関西、その他・・・海外

栗東所属馬が7勝、馬券内30頭中23頭と優勢。栗東所属馬を中心に予想を考えたい。

2018年にはワーザーが海外招待馬として2着になっていますが、今年の該当馬はいません。

脚質別成績

脚質成績勝率連対率複勝率
逃げ0-2-2-60%20%40%
先行8-2-3-2521.1%26.3%34.2%
差し2-2-4-404.2%8.3%16.7%
追い込み0-3-1-410%6.7%8.9%
マクリ0-1-0-10%50%50%

先行馬が8勝、複勝率34.2%と優勢。さらに逃げ馬も複勝率40%とかなりの好走率。直線が短いコースであるため前有利の傾向です。5年連続で勝ち馬は4コーナー4番手以内。

差し馬でも8頭中6頭が4コーナー8番手以内と、早めに仕掛けられて好位につけられる馬でないと好走は厳しいようです。

通算出走数別成績

通算出走数成績勝率連対率複勝率
22戦以内10-8-9-7110.2%18.4%27.6%
23戦以上0-2-1-420%4.4%6.7%

勝ち馬10頭すべて、馬券内30頭のうち27頭が通算22戦以内の馬でした。若い馬が好走しやすいレースであるため、キャリアの浅い馬が強い傾向。軸馬は通算22戦以内の馬から。

23戦以上ながら好走したのは、ワーザー、ノーブルマーズ、カレンミロティックの3頭。10年のうち8年は好走馬が出ていない条件なので、割り引きが必要

×カラテ、ボッケリーニ、モズベッロ、ユニコーンライオン

性別成績

性別成績勝率連対率複勝率
牡馬6-7-4-905.6%12.1%15.9%
騙馬0-2-0-80%20%20%
牝馬4-1-6-1515.4%19.2%42.3%

牝馬が複勝率42.3%とかなり高い好走率です。4頭が8番人気以下と下位人気からでも好走できています。

2018年以外の9年は必ず牝馬が馬券に絡んでいるので、牡馬・騙馬よりも牝馬を高く評価したい

前走着順別成績

前走着順成績勝率連対率複勝率
4着以内7-6-6-5110%18.6%27.1%
5着以下3-4-4-624.1%9.6%15.1%

7勝、馬券内30頭のうち19頭と前走4着以内の馬が優勢傾向。前走も好走できている馬を重視したい。

5着以下ながら好走した11頭のうち9頭がGⅠ勝ち馬でした。GⅠ実績のある馬は割り引く必要はなさそうです。一方で前走GⅠまたは海外以外だった馬は【0-0-0-22】複勝率0%と苦戦しています。

前走5着以下馬の前走距離別成績

前走距離成績勝率連対率複勝率
1600m0-1-3-70%9.1%36.4%
1601~3199m1-0-0-382.6%2.6%2.6%
3200m2-3-1-178.7%21.7%26.1%

前走5着以下ながら好走した11頭のうち10頭は前走1600mまたは3200m。ヴィクトリアマイルまたは天皇賞春を走っていた馬でした。

それ以外のレースから好走したのはサトノクラウンのみ。この2レース以外で5着以下に負けた馬は割り引きが必要です。

×カラテ、ジェラルディーナ、ジオグリフ、ダノンザキッド、プラダリア、モズベッロ、ドゥラエレーデ、ユニコーンライオン、ライラック、ヴェラアズール

「前年以降のJRAのGⅠ」において8着以内となった経験の有無別成績

経験の有無成績勝率連対率複勝率
あり10-7-9-769.8%16.7%25.5%
なし0-3-1-370%7.3%9.8%

この経験がある馬が10勝、馬券内30頭のうち26頭と優勢傾向。この経験があった馬を軸馬に考えたい

一方でこの経験がなかった馬は複勝率9.8%とかなり苦戦しています。この経験のない馬、GⅠではないレースに出走し続けてきた馬は割り引きが必要。

×スルーセブンシーズ、ブローザホーン、ボッケリーニ、ミクソロジー

上記経験の無かった馬の「同年5月以降のJRAの重賞」において3着以内に入った経験の有無別成績

経験の有無成績勝率連対率複勝率
あり0-2-1-60%22.2%33.3%
なし0-1-0-310%3.1%3.1%

前年以降のJRAのGⅠでの8着以内経験がなく、同年5月以降のJRAの重賞で3着以内に入った経験もなかった馬は複勝率3.1%とかなり苦戦しています。

5月以降のJRA重賞でも好走できていなかった馬は消し

×ブローザホーン

「阪神競馬場のGⅠ」において2着以内に入った経験の有無別成績(過去4年)

経験の有無成績勝率連対率複勝率
あり4-2-3-725%37.5%56.3%
なし0-2-1-410%4.5%6.8%

近年は阪神競馬場の適正も重要。馬券内12頭のうち9頭が阪神競馬場のGⅠでの連対経験がありました。複勝率56.3%とかなりの信頼度。

一方でこの経験がない馬は複勝率6.8%と苦戦傾向です。

〇アスクビクターモア、ジェラルディーナ、ダノンザキッド、ディープボンド、ライラック

上記経験のなかった馬の「同年に中山・阪神競馬場で行われた出走頭数が14頭以上のレースにおいて4着以内、かつ4コーナー通過順が5番手以下」だった経験の有無別成績(過去4年)

経験の有無成績勝率連対率複勝率
あり0-2-1-70%20%30%
なし0-0-0-340%0%0%

上記の経験が無かったにも関わらず好走した3頭はすべて「同年に中山・阪神競馬場で行われた出走頭数が14頭以上のレースにおいて4着以内、かつ4コーナー通過順が5番手以下」でした。

この経験もなかった馬は消し。なんとこのデータに最強馬イクイノックスが該当してしまいました!

×イクイノックス、アスクビクターモア、ジャスティンパレス、ドゥラエレーデ、ブローザホーン、ミクソロジー、モズベッロ、ユニコーンライオン、ヴェラアズール

前走別成績

前走成績勝率連対率複勝率
天皇賞春4-3-2-329.8%17.1%22%
大阪杯2-2-1-169.5%19%23.8%
鳴尾記念1-3-0-135.9%23.5%23.5%
目黒記念1-0-1-127.1%7.1%14.3%
ヴィクトリアM0-0-4-40%0%50%
安田記念0-0-0-40%0%0%
海外2-2-2-159.5%19%28.6%
OP特別0-0-0-10%0%0%
条件戦0-0-0-40%0%0%

前走天皇賞春組が4勝と優勢。前走大敗からの巻き返しが多いのが天皇賞春組の特徴です。そのほか大阪杯、鳴尾記念と前走も阪神競馬場を走っていた馬が好走する傾向です。

海外組も複勝率28.6%と問題なく好走できています。しかし、好走した海外組はドバイSC、QE2世Cのどちらかを走っていた馬のみでした。

種牡馬別成績

種牡馬成績勝率連対率複勝率
キングカメハメハ2-1-0-1511.1%16.7%16.7%
ステイゴールド2-0-0-1412.5%12.5%12.5%
バゴ2-0-0-0100%100%100%
ディープインパクト1-2-5-262.9%8.8%23.5%
ハーツクライ1-2-1-126.3%18.8%25%
Marju1-0-0-233.3%33.3%33.3%
ドゥラメンテ1-0-0-150%50%50%
ルーラーシップ0-2-0-40%33.3%33.3%
スクリーンヒーロー0-1-0-10%50%50%

キングカメハメハ、ステイゴールド、バゴ産駒が2勝づつをあげており、パワー型の種牡馬が活躍しやすいレースです。キングカメハメハ系のドゥラメンテ、ルーラーシップも好成績。

この要因としては阪神2200mがスタミナとパワーを求められやすいコースであること、梅雨時期の開催で馬場が荒れやすいことが考えられます。

一方でディープインパクト産駒及びディープインパクト系の産駒は苦戦傾向。過去8年に絞ると、ディープインパクト系牝馬は【1-1-3-5】複勝率50%と好成績ですが、牡馬は【0-0-1-20】複勝率4.8%。

ディープインパクト系のディープブリランテ産駒のモズベッロが3着に入ったのみで、ディープインパクト産駒牡馬は全滅。ディープインパクト産駒牡馬は割り引きが必要です。

宝塚記念 枠順確定前予想

◎ イクイノックス

本命はイクイノックス。想定1番人気、鞍上はC.ルメール騎手。ドバイSC1着からの参戦です。

現役世界最強のイクイノックス。この馬に負ける要素はあるのでしょうか。正直負けるイメージがわきません。イクイノックスがどのように「世界1位」の実力を見せつけてくれるのかを期待するレースといっても過言ではありません。

「世界1位」と認められた前走のドバイSCでは異次元のパフォーマンスを披露。普段は中団からやや後ろの位置からキレのある末脚を発揮するタイプですが、このレースでは逃げる形での競馬となりました。それでも2着に3馬身半差をつける圧勝。

さらに驚くべきはノーステッキで馬なりのままこの圧勝劇をみせたこと。普通は鞭をいれることでさらに加速するのですが、それを使うまでもなかった。本気で走っていたらいったいどれだけの差がついていたのか想像もつきません。

また、次走イギリスGⅠを勝利するモスターダフには7馬身差、当時欧州GⅠ3連勝中だったレベルスロマンスには10馬身差をつけるなど、欧州の強豪達を全く寄せ付けませんでした。そんな馬が宝塚記念で敗れることはあり得るのでしょうか。

イクイノックスの不安点としては初の阪神競馬場騎手の2点です。これまで日本では東京と中山しか走っておらず、輸送が楽なレースばかり経験してきました。そのため初関西に対応できるのかは疑問です。さらに「阪神競馬場のGⅠで連対経験がなく、同年の阪神・中山で4着以内かつ4コーナー5番手」の経験もなかった馬は【0-0-0-34】複勝率0%と苦戦しています。

しかし、管理する木村調教師は早めに栗東への輸送し、栗東滞在で調整を行うことを決断。滞在当初は落ち着かないところもあったようですが、現在は順調な調教ができているようです。ドバイでも同様の滞在調整をしたようで、結果はお墨付きです。

不安点の2点目としてはC.ルメール騎手が宝塚記念を苦手としていること。これまでの成績は【1-0-0-6】複勝率14.3%と苦戦しています。さらにすべて3番人気以内の馬でした。それでも、同様に相性の悪さで不安視された大阪杯はスターズオンアースでハナ差の2着と結果を残しました。トップジョッキーですのでここ一番での力に期待です。

宝塚記念はイクイノックスの父であるキタサンブラックが唯一勝てなかった古馬GⅠなので、ここで勝利して父の無念を晴らしてほしいです。

〇 ジェラルディーナ

対抗はジェラルディーナ。想定3番人気、鞍上は武豊騎手。QE2世C6着からの参戦です。

ジェラルディーナはタフな牝馬非根幹距離に高い適性があるという宝塚記念で好走するために重要な要素を持っている馬です。

阪神2200mはスタート直後が長く緩い下り坂があり、そこから急坂を登る。この急坂はコースを1周したのちにゴール手前でも登ることになり、パワーとスタミナが求められます。そのため上がり3ハロンのタイムが掛かる展開になりやすい。過去10年の平均タイムは35.9秒。大阪杯よりも1秒近くかかります。

こうしたタフな展開に強いのがジェラルディーナ。エリザベス女王杯、有馬記念がまさにこの展開。上がり最速タイムはそれぞれ35.4秒、35.2秒。そのレースで1着、3着と好成績を残しています。オールカマーでも道中12秒台後半のラップがなく、息を入れられないタフなレースでしたが1着。これらからもタフな展開になりやすい宝塚記念は歓迎の舞台。

さらに牝馬が【4-1-6-15】複勝率42.3%と好走しやすいレースでもあることも、この馬を後押ししています。

また、ジェラルディーナは非根幹距離(4で割り切れない距離)を非常に得意にしています。これまでの6勝すべて1800mまたは2200m。2500mの有馬記念でも3着に好走しています。ディープインパクト産駒やハーツクライ産駒といった主流血統の馬が非根幹距離を苦手とする中で、非根幹距離マスターというのは宝塚記念においては強みの一つです。

近走は大阪杯、QE2世Cを連続6着と凡走が続いています。「前走5着以下で距離が1600mまたは3200mではなかった馬」は【1-0-0-38】複勝率2.6%と苦戦しています。

しかし、得意の非根幹距離ではありませんでしたし、展開もタフなレースではなくこの馬に向かない条件でした。そのためこの2レースは度外視で考えたいと思います。春に非根幹距離の上級条件のレースが少ないため、間隔を空けすぎないために使っただけだと考えます。ローテーション的にもこの宝塚記念に向けたものだと感じるので得意舞台で再び好走してくれることに期待しています。

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