4月9日(日)にGⅠ桜花賞が開催されます。牝馬クラシック路線の一冠目のレース。特に難解な今年のクラシックレース。トライアルレースでもことごとく荒れる結果となり、初心者の自分にとってはどの馬を買えばいいのか分からばい状態。
同様に「どの馬を買えばいいの?」「買いたい馬が多すぎる!」といった悩みを抱えた方も多くいるのではないでしょうか。そんなあなたに過去10年データ分析!レース傾向を知ることで少しでも好走馬を絞り込むことができます。
先週は○ダノンザキッドが10番人気ながら3着に好走!◎マテンロウレオは9番人気4着と好走。ジャックドール、スターズオンアースにも印をつけており、2週連続でみなさんのお役に立てれば嬉しいです!
阪神JFを圧勝したリバティアイランドに対抗できる馬はいるのでしょうか?固い決着になるのか、荒れる結果になるのか、一緒に予想していきましょう!
今回は過去10年データ分析だけでなく、枠順確定前予想もやっているので良ければ参考にしてください!あなたの馬券のお手伝いが少しでもできたら嬉しいです!今週も頑張りましょう!
- 勝率・・・1着になる確率
- 連対率・・・2着以上になる確率
- 複勝率・・・3着以上になる確率

桜花賞 コース特徴

コース形態 | 芝・ダート | 距離 | 直線の長さ |
---|---|---|---|
右回り | 芝 | 阪神1600m | 473.6m |
向正面中間あたりからのスタートで長い直線2本とコーナー2回のワンターンコース。スタートから第3コーナーまでは444mと距離があるため枠順による大きな有利不利はありません。しかし、最初のコーナーまでの距離が長くペースが落ち着きやすいことで馬群が団子状態で進みやすく、多頭数の場合は内枠有利になります。
直線が473.6mと長いことで瞬発力勝負になりやすく速い上がりを使える末脚が求められます。ただし、ペースが落ち着きやすいことで差し・追い込みが届かないことも多々あります。直線は長いですが、脚質による有利不利はペース次第で変わってきます。

桜花賞 過去10年データ分析

人気別成績
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 1-3-1-5 | 10% | 40% | 50% |
2番人気 | 4-3-0-3 | 40% | 70% | 70% |
3番人気 | 1-2-2-5 | 10% | 30% | 50% |
4~6番人気 | 1-0-3-26 | 3.3% | 3.3% | 13.3% |
7~9番人気 | 3-2-3-22 | 10% | 16.7% | 26.7% |
10番人気以下 | 0-0-1-87 | 0% | 0% | 1.1% |
上位人気の馬は堅実に好走しています。特に2番人気の馬の好走が目立ち、複勝率70%というかなりの信頼度です。1~3番人気が1頭も馬券にならなかったのは2015年の1回のみ。
一方で、下位人気からも好走も目立ちます。しかし、9番人気以下からの好走は2頭のみ。軸馬は8番人気以内から探しましょう。

枠順別成績
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 0-1-3-15 | 0% | 5.3% | 21.1% |
2枠 | 1-0-2-16 | 5.3% | 5.3% | 15.8% |
3枠 | 1-2-0-17 | 5% | 15% | 15% |
4枠 | 3-1-0-16 | 15% | 20% | 20% |
5枠 | 2-0-4-14 | 10% | 10% | 30% |
6枠 | 0-2-0-18 | 0% | 10% | 10% |
7枠 | 2-1-1-26 | 6.7% | 10% | 13.3% |
8枠 | 1-3-0-26 | 3.3% | 13.3% | 13.3% |
コース特徴通りに枠順による大きな差はありませんでした。中枠の4,5枠あたりがよさそうか。4枠から好走した4頭のうち3頭が7番人気でした。
8枠からの好走も多いですが、馬券になった4頭のうち3頭が1番人気。大外に入った馬の取捨は注意が必要。

所属別成績
所属 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
美浦 | 4-1-4-55 | 6.3% | 7.8% | 14.1% |
栗東 | 6-9-6-93 | 5.3% | 13.2% | 18.4% |
阪神で開催されるため栗東所属馬が優勢傾向。美浦所属馬は関西への輸送経験のあった馬の方が好走できる傾向。輸送に強いかについては確認が必要です。
無料で勝馬予想!穴馬券を当てる!

脚質別成績
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-0-1-8 | 10% | 10% | 20% |
先行 | 3-3-1-31 | 7.9% | 15.8% | 18.4% |
差し | 3-3-7-66 | 3.8% | 7.6% | 16.5% |
追い込み | 3-4-1-43 | 5.9% | 13.7% | 15.7% |
複勝率的にはどの脚質も変わりませんでした。勝利数、連対数では後方脚質のほうが優勢。
阪神外回りコースで行われ、最後の直線が長いため、いい末脚をもっている馬の方が狙い目。上がり3ハロン(最後の600m)のタイムに注目です。

馬体重別成績
馬体重別成績 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
459kg以下 | 0-5-5-92 | 0% | 4.9% | 9.8% |
460~499kg | 10-5-5-50 | 14.3% | 21.4% | 28.6% |
500kg以上 | 0-0-0-6 | 0% | 0% | 0% |
過去10年の勝ち馬はすべて馬体重460~499kgの馬でした。小型馬、大型馬には厳しいレース。
459kg以下の馬でも好走できていますが、昨年1番人気10着のナミュール、2021年3番人気18着のメイケイエール、2015年1番人気9着のルージュバックと期待に応えられないことも多々あるので割り引きが必要です。
前走から馬体重減だった馬が【7-5-7-93】複勝率17%、馬体重増だった馬が【1-3-0-40】複勝率9.1%。馬体重減だった馬に注目です。

前走着順別成績
前走着順別成績 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3着以内 | 10-7-7-98 | 8.2% | 13.9% | 19.7% |
4着以下 | 0-3-3-50 | 0% | 5.4% | 10.7% |
過去10年の勝ち馬はすべて前走3着以内の馬でした。軸馬は前走3着以内の馬から。
前走4着以下でも6頭好走していますが、この6頭はすべて前走チューリップ賞組。チューリップ賞組以外で4着以下だった馬は消し。
×ブトンドール、ミシシッピテソーロ、ミスヨコハマ、ラヴェル、リバーラ

前走人気別成績
前走人気別成績 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3番人気以内 | 9-8-6-78 | 8.9% | 16.8% | 22.8% |
4番人気以下 | 1-2-4-70 | 1.3% | 3.9% | 9.1% |
前走3番人気以内だった馬の方が圧倒的な成績。軸馬は前走人気していた馬から。
前走4番人気以下でも好走した7頭のうち6頭がチューリップ賞組でした。チューリップ賞組以外で4番人気以下だった馬は割り引き。
×コンクシェル、シンリョクカ、ジューンオレンジ、ハーパー、ミシシッピテソーロ、ミスヨコハマ、ムーンプローブ、メイクアスナッチ、ユリーシャ、ラヴェル
Xserverビジネス
前走別成績
前走別成績 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
重賞 | 9-10-10-112 | 6.4% | 13.5% | 20.6% |
重賞以外 | 1-0-0-36 | 2.7% | 2.7% | 2.7% |
前走重賞組が圧倒的な成績。重賞以外から好走したのは史上初の無敗三冠牝馬となったデアリングタクトのみ。重賞組以外は消し。
×コンクシェル、トーセンローリエ、ミスヨコハマ、ユリーシャ
ロリポップのお得なキャンペーンをチェック
前走重賞別成績
前走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
チューリップ賞 | 4-8-6-30 | 8.3% | 25% | 37.5% |
阪神JF | 1-2-0-3 | 16.7% | 50% | 50% |
フィリーズR | 1-0-2-46 | 2% | 2% | 6.1% |
クイーンC | 1-0-1-17 | 5.3% | 5.3% | 10.5% |
朝日杯FS | 1-0-0-1 | 50% | 50% | 50% |
シンザン記念 | 1-0-0-1 | 50% | 50% | 50% |
フェアリーS | 0-0-1-4 | 0% | 0% | 20% |
フラワーC | 0-0-0-8 | 0% | 0% | 0% |
きさらぎ賞 | 0-0-0-1 | 0% | 0% | 0% |
アーリントンC | 0-0-0-1 | 0% | 0% | 0% |
その他のレース | 0-0-0-34 | 0% | 0% | 0% |
前走重賞組の中でもチューリップ賞組が最も好走数が多い。また、阪神JF組の成績もかなりいいです。この2重賞は桜花賞と同じ阪神1600mで開催されます。この2重賞で好走した馬は評価を上げられます。
その他シンザン記念、朝日杯FS組も勝率50%とかなり高いです。しかし、勝ったのはアーモンドアイ、グランアレグリアといった歴史的名馬。そのため基本的には上記の2重賞から軸馬を探しましょう。

桜花賞 枠順確定前予想

◎ リバティアイランド
本命はリバティアイランド。想定1番人気、鞍上は川田将雅騎手。阪神JF1着からの参戦です。
説明不要の2歳女王。前走3着以内、前走3番人気以下、前走重賞組と多数のプラスデータに該当しています。また、前走馬体重が462kgのため、馬体重も好データに該当する可能性があります。
この馬といえば衝撃の新馬戦。新馬戦ではJRA史上歴代最速タイの上がり31.4秒を記録しました。(ラスト600mのタイム)このタイムは2022年新潟1000mでルッジェーロに並ぶ記録。1000m直線レースと同タイムをマイル戦、しかも新馬戦で出したというのは驚き。この馬の高いポテンシャルを示しています。
その後のアルテミスSでは惜敗したものの、前走の阪神JFでその能力に疑う余地のないことを証明しました。その内容は圧巻の一言。
中団辺りでレースを進め、直線に入るとものすごい手応えで一気に先頭集団を捕まえる。そして鞭が一発入るとさらに加速して後続を突き放した。結局鞭はこの一発のみで、最後は流すような感じ。それでも2着とは2馬身半差を付けました。
更に評価したい点は位置取り。直線に入った時にリバティアイランドは外を走っていました。2~6着の馬の位置取りを見ると5頭のうち4頭が内をロスなく走っていました。残りの1頭もリバティアイランドとほぼ同じ位置取り。このことからも内有利な展開のレースでした。そんなレースを外を回して1着になったのは着差以上の強さがあったと感じます。
桜花賞と同舞台のレースでのこの圧勝劇。同様に阪神1600mのチューリップ賞をみても、この馬を負かせそうな馬はいませんでした。鞍上の川田騎手は過去5年阪神では複勝率60%とまさに「阪神の鬼」。スピードの求められた新馬戦、パワーの求められた阪神JFと両方で結果を出していて自在性もある。1倍台想定ですが納得の本命。この馬に死角はあるのか?
無料で勝馬予想!穴馬券を当てる!

○ ライトクオンタム
対抗はライトクオンタム。想定2番人気、鞍上は武豊騎手。シンザン記念1着からの参戦です。
対リバティアイランド最右翼の馬。前走重賞組、前走3着以内、前走3番人気以内と好走数の多いデータに該当しています。この馬もリバティアイランド同様に高いポテンシャルを秘めています。
この馬で評価できるのは新馬戦。この新馬戦で後半5ハロンタイム57.7秒を記録しました。(ラスト1000mのタイム)2歳戦東京芝1600mで後半5ハロン57秒台を記録したのはライトクオンタムを含めて4頭のみ。
他の3頭はグランアレグリア、サリオス、ナミュール。グランアレグリアとサリオスはGⅠ馬。ナミュールはオークス3着、秋華賞2着とGⅠでも好走。これだけでもこの馬がGⅠレベルのポテンシャルを秘めていることが分かります。
そして前走シンザン記念ではそのポテンシャルの高さを証明しました。2戦目で初重賞挑戦、牡馬相手。新馬戦では逃げたものの、出遅れたことで後ろからの競馬。得意の形ではなかったものの、大外から差し切り勝ち。ゲートでイレ込むなど幼さは見せたものの、こうした自在性が見れたのは高評価です。
不安点としては馬体重とシンザン記念のレースレベル。この馬は馬体重420kg台とかなりの小型馬。桜花賞はタフなレースで、460kg未満の小型馬は【0-5-5-92】複勝率9.8%と苦戦傾向。昨年1番人気のナミュールも10着に敗れたため不安が残ります。
また、シンザン記念は7頭立てと少頭数。そこから18頭立ての多頭数レースに対応できるのかは疑問です。さらに2着のペースセッティングは次走11着に大敗。他馬も結果を残せておらず、全体的なレベルが低かっただけの可能性があります。
しかし、昨年さらに小さいピンハイが406kgで1着と0.1秒差の5着。能力次第では挽回も可能でしょう。シンザン記念はアーモンドアイをはじめ出世レースです。さらにこの馬はディープインパクト産駒。【3-4-2-27】複勝率25%と相性の良い血統。そして、鞍上はディープインパクトの主戦騎手武豊。調教師はその弟武幸四郎というドラマ性もあるので、ぜひ頑張ってもらいたい一頭です。
月額99円から。WordPressも簡単にインストールできるレンタルサーバー
▲ ペリファーニア
三番手はペリファーニア。想定8番人気、鞍上は横山武史騎手。チューリップ賞3着からの参戦です。
この馬は前走重賞組、前走3着以内、前走3番人気以内のプラスデータに該当しています。さらに【4-8-6-30】複勝率37.5%と最も相性の良い前走チューリップ賞組です。
そのチューリップ賞では3着に敗れました。しかし、見直せる内容。前走は不利に働いた要素が多数ありました。2走目での初重賞挑戦、初輸送、大外8枠、出遅れ、喉なりの影響がありました。喉なりとは喉の神経が麻痺して呼吸がしづらくなること。
前走は大外から出遅れましたが、かなり脚を使って無理やり前目のポジションを取りに行きました。喉なりでうまく呼吸ができない中でいきなりかなりのスタミナを消費してしまった。横山騎手のコメントによると「4コーナーからかなり息が苦しくなっていた。手応えほど伸びなかった」とかなりの影響が出たとのこと。それにも関わらず3着に入ったのはかなり評価できます。
調教では好タイムをマークしており、併せた馬に6馬身先着の文句なしの内容。喉なりの影響を感じさせないような走りでした。今回はいい枠には入れたらさらに高く評価したい。
不安点としては血統面。父はモーリス。モーリス産駒の主な特徴としては基本的に晩成傾向。そのためクラシック路線で目立った活躍をした馬はいません。さらに適正距離についても1800mから2000mあたりでマイル戦は適正とはいえません。瞬発力のあるタイプというよりはいい脚を長く使う傾向が強く、直線の長い阪神外回りも合う舞台とはいえません。
しかし、兄弟には2021年の年度代表馬エフフォーリアがいる超良血。この馬の能力の高さは血統面からも裏付けられています。さらに鞍上はエフフォーリアの主戦であった横山武史騎手。このコンビで兄の果たせなかった阪神コースでの勝利をあげて欲しいです。
Xserverドメイン
まとめ
今回は桜花賞の過去10年データ分析と枠順確定前予想をやっていきました。
プラスデータ | マイナスデータ |
---|---|
2番人気 | 9番人気以下 |
4枠 | 馬体重459kg以下 |
栗東所属 | 馬体重500kg以上 |
差し・追い込み | チューリップ賞組以外の前走4着以下 |
馬体重460~499kg | チューリップ賞組以外の前走4番人気以下 |
前走3着以内 | 前走重賞以外 |
前走3番人気以内 | |
前走重賞組 | |
前走チューリップ賞組 | |
前走阪神JF組 |
枠順確定前予想印は以下の通り
◎ リバティアイランド
○ ライトクオンタム
▲ ペリファーニア
今週も一緒に当てられるように頑張りましょう!ありがとうございました!

コメント