皐月賞の枠順が発表されました。詳しい枠順については以下を参考にしてください!
今回は枠順を考慮して最終予想を発表していきたいと思います。
皐月賞の過去10年データ分析については↓こちらを参考にしてください!

皐月賞 最終予想

◎ フリームファクシ
本命はフリームファクシ。想定3番人気、鞍上はD.レーン騎手。きさらぎ賞1着からの参戦です。
ここまで4戦3勝2着1回という安定した成績を残しています。キャリア4戦は過去10年で最多の4勝をあげているデータ的にも好材料。このほか、先行馬、前走1番人気、芝重賞最高着順1着、前走4コーナー通過順2番手、前走重賞組と多数のプラスデータに該当しています。
その前走初重賞制覇となったきさらぎ賞では逃げるレミージュを番手から追走する競馬。直線で先頭に立つと後ろを突き放していきました。2着オープンファイアの上がり33.8秒の強烈な末脚の追い込みも、さらに1段ギアをあげたように加速し粘りきりました。2着とはアタマ差ですが3着には3馬身差をつけており、この2頭が抜けていたレースでした。
ここまでの4戦すべて上がり3位以内と先行馬ながら確かな末脚を持っているので、末脚勝負になりやすいこのレースでも十分勝負できます。
この馬の課題としてはスピードがあり過ぎて折り合いが難しいこと。実際このレース中向こう正面までかなりテンションが高かったのかかかってしまう場面もみられました。それでも1着に粘れたのはかなり高いポテンシャルを持っていることを感じさせられました。
調教でも折り合い面を中心に調整され、追い切りでの折り合いはスムーズになってきているとのこと。調教助手さんは「確実に体力をつけていますし、ゆっくりと少しずつ、成長していますね」とコメント。成長してそのスピードをコントロールできるようになっているとかなり恐ろしい存在になると思います。調教でもGⅠ3勝のソダシと併せて先着するという順調ぶり。勝利にむけて準備万端です。
一方デビュー戦2着という苦戦データにも該当しています。しかし、この時の1着はミッキーカプチーノでG1ホープフルSで1番人気になったような強い馬でした。この馬とはクビ差。さらに3着には2歳重賞を勝利したグリューネグリン。この馬には1馬身半差をつけています。これだけのハイレベルメンバーで2着は悲観するような内容ではない思います。
今回が初の中山となる点も少し心配です。しかし、2戦目の未勝利戦は中山とコース形態の似ている阪神2000mで圧勝しているので小回りコースでも問題ないでしょう。輸送面についても新馬戦で東京に遠征していますし、調教助手さんも「中山は初めてですので、やってみないと分かりませんが、輸送は大丈夫です」とコメントしています。
そしてなにより心強いのがD.レーン騎手とのコンビとなること。レーン騎手は昨年日本のGⅠに10回出走。セリフォスでマイルチャンピオンシップ優勝など6回も馬券内に好走したオーストラリアの天才騎手。この新コンビでその速すぎるスピードをコントロールできれば十分GⅠ制覇を狙えます。皐月賞は「最も速い馬が勝つ」この格言に合うのはこの馬しかいないでしょう。

○ ホウオウビスケッツ
対抗はホウオウビスケッツ。想定11番人気、鞍上は横山和生騎手。スプリンターズステークス2着からの参戦です。
美浦所属の先行馬、出走数3戦、デビュー戦1着、前走重賞組、前走4コーナー通過順位2番手とプラスデータに多数該当する馬です。
この馬で評価したいのは2走前のフリージア賞。この時のタイムは1分59秒3という今回のメンバーで芝2000mの持ちタイム1位となっています。また、このレースでは後半1000m57秒台というタイムを記録しました。2、3歳戦東京2000mで後半1000mを57秒台で走ったのはこのホウオウビスケッツのみ。歴代2位はホープフルS3着のキングズレイン。かなり高いポテンシャルを持っていることが分かります。
このフリージア賞は逃げての勝利。レース後には「みんなが追いかけてこなかったところもある。今後メンバーが上がったら距離は持たないのではと思います。」とコメントされています。それでも前走のスプリンターズステークスでは4番人気で2番手に控えながら2着とハイパフォーマンス。内容的には1着のべラジオオペラがかなり強かっただけで、勝っていてもおかしくなかったです。
そのべラジオオペラは2000mの経験が無く、血統的にも父ロードカナロアと短距離系の血統なので、皐月賞では十分逆転できる可能性があります。
また、前走は重馬場での2着。血統的にも父マインドユアビスケッツとダート系のパワーのある血統。そのためパワー勝負になるのは歓迎。現在日曜日は雨予報。この馬の得意条件となるでしょう。
枠は5枠9番。5枠は過去10年でも2頭しか好走できていない厳しい枠。しかし、この2頭をみると、先行馬で8番人気と12番人気という穴馬。さらに父スクリーンヒーローとルーラーシッというパワー系の血統。これらの共通点がホウオウビスケッツと重なります。この2頭のように下位人気からの好走に期待です。

▲ タスティエーラ
三番手はタスティエーラ。想定7番人気、鞍上は松山弘平騎手。弥生賞1着からの参戦です。
勝ち馬は出ていないものの、複勝率19.5%と相性の良い弥生賞の勝ち馬。この他美浦所属の先行馬、前走重賞組、前走4コーナー通過順2番手、芝重賞最高着順1着、出走数3戦、デビュー戦1着と多数のプラスデータに該当しています。
この馬で評価できるのは新馬戦。これは非常に高いパフォーマンスでした。東京芝1800m2歳戦の後半4ハロン(ラスト800m)タイムが歴代9位の数値で、昨年の年度代表馬のイクイノックスと同タイムでした。これよりも速いタイムだったのはジオグリフ、コントレイル、クロノジェネシスとG1馬ばかりでした。さらに後半3ハロンに限るとジオグリフらと並んで歴代1位タイでした。新馬戦の2着馬は次走の未勝利戦で勝利をあげており、決してレベルの低くなかったレースで圧勝していました。このようにG1馬たちに匹敵するポテンシャルを秘めている馬だと思います。
この新馬戦のパフォーマンスが評価されてか前々走の共同通信杯では2番人気に推されました。しかし、共同通信杯では4着と力を発揮できませんでした。まだキャリアが浅いためか直線ではフラフラと蛇行するような走りをみせてロスの多い走りでした。それでも上がり2位の末脚は素晴らしかったと思いますし2着とはタイム差なし、1着とも0.2秒差とほとんど差がなかった。
これを修正しては前走の弥生賞では直線でしっかりロスなく走れていたので着実に成長をみせていますので今回のレースも期待できます。
一方で不安点としては弥生賞でかなり消耗しているのではないかという点。おそらく前走の共同通信杯から皐月賞へと直行したかったと思います。その共同通信杯で4着と十分に賞金を積めなかったので中3週で弥生賞へと出走という形。新馬戦後の使われ方的にもそのはずです。
この弥生賞を無理に使ったことで皐月賞にどう影響してくるかは調教などで判断していく必要がある。その1週前の調教では、いい意味で弥生賞から大きな変化はないとの評価もされていますし、馬具をつけて好タイムを記録しているので体調面のでの不安はそれほど感じませんでした。
枠も7枠14番。先行馬のこの馬にとって外枠はどうかなと思いましたが、これまでは外寄りの枠に入った方が好成績を残しています。鞍上の松山騎手も内枠で馬群を捌くより外枠から外を回して競馬する方が上手い印象があるので良い枠だったかなと思います。中山芝2000mを経験しているのはこの馬を含めて3頭しかいないのでその経験を活かした走りをして欲しいです。

△ ファントムシーフ
過去10年で5勝をあげている共同通信杯組の勝ち馬。その共同通信杯はハイレベルレース。弥生賞勝ち馬タスティエーラ、朝日杯3着レイべリング、東スポ杯2歳S2着のダノンザタイガーなど。こうしたライバルたち相手に0.2秒差の快勝。最後さらに加速して突き放していった競馬は非常に強かった。
鞍上も前走からのルメール騎手を手配できたのは高評価。雨予報で重馬場になりそうですが、父ハービンジャーとパワー系の血統なので問題なさそう。枠も4枠7番と過去10年で最も勝ち馬を出している絶好枠。
しかし、東京などの直線が長く、広いコースの方が合ってそうな走り。同舞台のホープフルステークスでも直線で思ったよりも伸びなかった。1番人気になりそうなので、今回は抑えにとどめておく。
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△ べラジオオペラ
前走スプリングSがかなりの強い内容。重馬場でなかなかタイムが出にくい中で上がり最速で1馬身差以上をつけての快勝。上がりタイムも2位の馬に0.4秒差もつけています。
前走重馬場で快勝しているように、新馬戦では稍重ながら阪神1800mでの後半1000mタイム歴代2位を記録。高いポテンシャルを持っているとともに馬場が重くなるほど強い馬。雨予報の日曜日には得意条件になりそう。
しかし、前走からの乗り替わり、ロードカナロア産駒と短距離系の血統なので2000mでどうなるのか、1800mまでしか走ったことがないという点が少し引っかかる。休み明けの方が好走しやすいロードカナロア産駒で初めて間隔が短い出走となる点も評価を下げた理由。
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△ タッチウッド
皐月賞と最も相性の良い共同通信杯組。前述したようにハイレベルのレースで2着と好走。新馬戦からの2戦目で出遅れながら道中先頭に立つという課題の多かったレースながらこの結果は負けて強しの内容だったかなと思います。
この馬も新馬戦で阪神2000m2歳戦の後半800mタイムで歴代5位を記録。この馬よりも速かったのはディープインパクト、アグネスタキオン、ファインモーションなど歴史的な名馬ばかり。この馬も非常に高いポテンシャルを秘めています。
しかし、先行したいタイプのこの馬にとって8枠に入ってしまったのはマイナス。今回は大逃げが得意なグラニットがいるので二番手以下で控える形になりそう。そうなった時に力を十分に発揮できるのか。逃げ・先行の得意な武豊騎手への乗り替わりとなったので期待です。

まとめ
今回は皐月賞の最終予想を発表していきました。最終予想印は以下の通り
◎ フリームファクシ
○ ホウオウビスケッツ
▲ タスティエーラ
△ ファントムシーフ、べラジオオペラ、タッチウッド
少しでもあなたのお役に立てれば嬉しいです!今週も一緒に当てられるように頑張りましょう!
ありがとうございました!

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