2月18日(土)にはGⅢ京都牝馬ステークスが開催されます。このレースは2016年に芝1600mから芝1400mへと距離短縮されました。距離短縮以降はレッツゴードンキとロータスランドが高松宮記念2着、サウンドキアラがヴィクトリアマイル2着、ギルデッドミラーが武蔵野ステークス1着など短距離、マイル、ダートと幅広い路線で活躍馬を出しています。今年も桜花賞2着のウォーターナビレラやターコイズS連覇を達成したミスニューヨークなど注目馬が多数出走してきます。
今回は京都牝馬ステークスの過去10年データ分析(距離短縮以降の過去7年も含む)と枠順確定前予想をやっていきたいと思います。
予想印だけを見たい方は「まとめ」まで飛んでいただけるといいと思います。
同日開催のダイヤモンドステークスの過去10年データ分析と枠順確定前予想もやっているので↓こちらもぜひ参考にしてください!
日曜日に開催されるGⅠフェブラリーステークスの過去10年データ分析と枠順確定前予想もやっているので↓こちらもぜひ参考にしてください!
勝率・・・1着になる確率
連対率・・・2着以上になる確率
複勝率・・・3着以上になる確率

京都牝馬ステークス コース特徴

コース形態 | 芝・ダート | 距離 | 直線の長さ |
---|---|---|---|
右回り | 芝 | 阪神1400m | 356.5m |
2コーナーからスタートし、3コーナーまでは約450mとかなり距離があります。しかし、短距離戦ということもあり先行争いは激しくなりやすい。
短距離ということもあり基本的には先行馬が粘りこむことが多いですが、ハイペースの展開になりやすいことで外差しが決まる展開もしばしばみられます。
直線が356.5mと外回りよりも短いことから内ラチ沿いをロスなく走ることが重要になります。そのため距離をロスしやすい外枠よりも内枠有利な傾向。

京都牝馬ステークス 過去10年データ分析

馬齢別成績
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4歳 | 4-4-1-41 | 8% | 16% | 18% |
5歳 | 5-4-2-40 | 9.8% | 17.6% | 21.6% |
6歳 | 1-2-6-44 | 1.9% | 5.7% | 17% |
7歳 | 0-0-1-6 | 0% | 0% | 14.3% |
8歳 | 0-0-0-2 | 0% | 0% | 0% |
4,5歳馬が過去10年で9勝と優勢。また連対率も16%、17.6%とかなり優秀。軸馬を探すならこの年齢からでしょう。
距離短縮されて以降の過去7年に絞ると連対馬はすべて5歳以下。6歳馬は3着4回のみ。7歳以上は一度も馬券に絡んでいません。6歳で好走した4回のうち3回は5番人気以内。下位人気の6歳は割り引きが必要。7歳以上は消しでいいでしょう。
×スカイグルーヴ、ヒメノカリス、ボンボヤージ、フェルミスフィア、メイショウミモザ、ミスニューヨーク、ラルナブリレーラ、ロータスランド

人気別成績
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 5-2-0-3 | 50% | 70% | 70% |
2番人気 | 1-1-1-7 | 10% | 20% | 30% |
3番人気 | 1-0-1-8 | 10% | 10% | 20% |
4~6番人気 | 1-4-3-22 | 3.3% | 16.7% | 26.7% |
7~9番人気 | 2-2-2-24 | 6.7% | 13.3% | 20% |
10番人気以下 | 0-1-3-69 | 0% | 1.4% | 5.5% |
1番人気が5勝、連対率70%とかなり信頼できるレース。一方で2,3番人気の複勝率はそこまで高くありません。4~9番人気でも好走率が高いです。
距離短縮されてからの過去7年では5番人気以下が必ず馬券に絡んでいて、1番人気と5番人気以下が同時に馬券になったのが5回ありました。下位人気からも積極的に狙っていきたい。

枠順別成績
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 0-1-1-15 | 0% | 5.9% | 11.8% |
2枠 | 1-1-0-16 | 5.6% | 11.1% | 11.1% |
3枠 | 1-0-2-16 | 5.3% | 5.3% | 15.8% |
4枠 | 1-0-0-18 | 5.3% | 5.3% | 5.3% |
5枠 | 2-3-1-14 | 10% | 25% | 30% |
6枠 | 1-1-2-15 | 5.3% | 10.5% | 21.1% |
7枠 | 3-3-3-16 | 12% | 24% | 36% |
8枠 | 1-1-1-23 | 3.8% | 7.7% | 11.5% |
5~8枠が7勝と優勢。コース特徴としては内枠有利ですが、レース的には外枠の好走が目立ちます。特に5,7枠が複勝率30%超えと優秀な数字。距離短縮以降で9番人気以下から好走した4頭の内3頭がこの枠でした。
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所属別成績
所属 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
美浦 | 3-5-1-38 | 6.4% | 17% | 19.1% |
栗東 | 7-5-9-95 | 6% | 10.3% | 18.1% |
栗東所属が7勝、馬券に絡んだ30頭のうち21頭を占めており優勢。京都、阪神と関西で開催されるレースであるため栗東所属馬が活躍しやすいようです。
美浦所属馬は好走数では劣っていますが、複勝率では栗東所属を上回っています。今年は2番人気想定のウインシャーロットが美浦所属であるため注意が必要です。

脚質別成績
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 2-0-0-8 | 20% | 20% | 20% |
先行 | 2-4-3-32 | 4.9% | 14.6% | 22% |
差し | 4-3-5-54 | 6.1% | 10.6% | 18.2% |
追い込み | 2-3-2-40 | 4.3% | 10.6% | 14.9% |
脚質による大きな複勝率の差はありませんでした。差し、追い込みの後方脚質が6勝と優勢。先行争いが激しくハイペースになりやすいことから直線が短いながら後方からでも差し届くようです。
逃げ馬は苦戦傾向。距離短縮以降はイベリスのみ。イベリスは3番人気であり、下位人気からの逃げ切りは難しいようです。

前走クラス別成績
前走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
JRA重賞 | 7-1-2-51 | 11.5% | 13.1% | 16.4% |
オープン特別 | 0-2-1-31 | 0% | 5.9% | 8.8% |
3勝クラス | 0-4-4-10 | 0% | 22.2% | 44.4% |
その他 | 0-0-0-3 | 0% | 0% | 0% |
距離短縮以降の過去7年で勝ち馬はすべて前走JRA重賞組でした。前走JRA重賞組で前走1番人気だった馬は【4-0-0-1】と勝率80%。
1着は重賞組ですが、2,3着は3勝クラスが4回ずつで最多。複勝率も44.4%とかなり信頼できます。格上挑戦でも軽視はできません。

前走距離別成績
前走距離 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
芝1200m | 0-1-0-37 | 0% | 2.6% | 2.6% |
芝1400m以上 | 7-6-7-56 | 9.2% | 17.1% | 26.3% |
ダートレース | 0-0-0-2 | 0% | 0% | 0% |
過去7年で勝ち馬すべて前走で芝1400m以上のレースを使っていた馬でした。この距離以外からの参戦で好走したのは2017年のワンスインナムーンの2着のみ。ここ5年では一度も馬券に絡んでいません。
芝1200m組、ダートレース組は消しでいいでしょう。
×コムストックロード、シゲルピンクルビー、スティクス、テイエムスパーダ、ボンボヤージ、メイショウミモザ、ルピナスリード

芝1600m以上のレースでの優勝経験
経験の有無 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
あり | 7-6-6-54 | 9.6% | 17.8% | 26% |
なし | 0-1-1-41 | 0% | 2.3% | 4.7% |
過去7年の勝ち馬すべて芝1600m以上のレースでの優勝経験がありました。1400m以下での実績しかない馬は7年で2頭しか馬券になっておらずマイルでの実績が必要なレースのようです。
○ロータスランド、ミスニューヨーク

京都牝馬ステークス 最終予想

◎ ララクリスティーヌ
本命はララクリスティーヌ。想定2番人気、鞍上は菅原明良騎手。キャピタルS1着からの参戦です。
昨年一気に力をつけてきた馬です。昨年は【2-2-0-1】と好成績を残しており、さらに今回と同距離の1400mでは【1-2-0-0】と連対率100%。前走1600mのキャピタルSを勝っていますが、長くいい脚を使えるタイプなので1400mの方がベストな距離でしょう。
この馬で評価したいのは前々走のスワンS。このレースでは2着に敗れていますが、1着馬はダイアトニック。1400mの重賞で4勝をあげている強豪でした。そんな相手に1馬身差まで迫ったのは高評価です。また、スワンSはGⅡの牡馬混合戦。今回と同じ阪神1400mの舞台で牡馬相手にもこれだけのレースをできているので、GⅢかつ牝馬限定戦となる今回は相手関係からも十分好走する可能性があります。
このように力をつけてきて勢いに乗っている5歳馬。5歳馬は過去10年で5勝をあげていて連対率17.6%、複勝率21.6%と相性がいいレースです。さらに鞍上の菅原騎手とは【5-2-0-0】と非常に相性がいい。相性の良い舞台で相性の良い騎手とのコンビで重賞初制覇に期待です。

○ ウインシャーロット
対抗はウインシャーロット。想定1番人気、鞍上は石川裕紀人騎手。ターコイズS2着からの参戦です。
新馬戦以外の13戦すべてで3着以内に走っている超堅実な馬。軸馬にしやすい戦績ですね。これまで毎日王冠2着のジャスティンカフェ、マイラーズC勝ち馬のソウルラッシュと重賞でも活躍してきた馬相手に好走してきました。そして前走初重賞挑戦となったターコイズSでも2着とこの馬自身も重賞で十分活躍できることを証明しました。
過去10年で5勝をあげていて連対率17.6%、複勝率21.6%の5歳馬。さらに現在1番人気でこのレースの1番人気は複勝率70%とかなり信頼できます。また、距離短縮されて以降の7年で勝ち馬はすべて前走芝1400m以上の重賞だった馬でした。今回の7枠も複勝率36%とすべての枠で最も複勝率が高かったです。この馬の堅実ぶりからも心強いプラスデータです。
今回は3戦3勝と大得意にしている1400mのレースですが、阪神競馬場は初めてのコース。さらに美浦所属でこれまで東京、中山、福島のレースでしか使われていないため、関西への長距離輸送も初めてとなります。初の長距離輸送での体調面が不安ですが、早めに栗東に滞在して調整しているようなのでいつものような超堅実な走りをみせてほしい。

▲ サブライムアンセム
三番手はサブライムアンセム。想定5番人気、鞍上は岩田望来騎手。ターコイズS6着からの参戦です。
この馬も距離短縮以降過去7年の勝ち馬すべてに共通する前走芝1400m以上の重賞組。4歳馬も過去10年で4勝、連対率16%、複勝率18%とプラスデータに該当します。
この馬で評価できるのは昨年のフィリーズレビューでの勝利。このレースは今回と同じ舞台である阪神1400mで行われたレースです。今回と同舞台の重賞で勝利した実績ももちろんですが、この時の2着馬はナムラクレア。スプリント重賞2勝、桜花賞3着という強豪でした。そんな強敵を倒した1400mは【1-3-0-1】と得意にしています。唯一馬券外になったスワンSは6か月以上の長期休養明けだったので度外視でいいでしょう。今回は調教でもスムーズに折り合えており、馬体もよく見せているので調整面での不安はそこまでないと思います。
前走のターコイズSから【1-2-0-2】と相性は悪くない岩田望来騎手が継続騎乗。今回入った1枠は複勝率11.8%と特別強調できるものではないが、阪神開幕週のレースなので内馬場が伸びやすいと思うので馬場の利を活かして好走してもらいたいです。

△ ウォーターナビレラ
近走は大敗が続いているが、この馬の適正距離は1着のファンタジーS、2着の桜花賞のように1600m以下。今回久しぶりに適正距離に戻ります。ナムラクレアを倒したファンタジーSと同舞台ですので好走が期待できます。大外枠とシルバーステート産駒が古馬になってからどうなるのかまだ未知数なのが不安。
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△ ミスニューヨーク
ターコイズS連覇を達成した馬。過去7年の勝ち馬はすべて前走芝1400m以上の重賞組。前走重賞勝ち馬はこの馬のみなので重賞組のなかでも上位の実力でしょう。過去7年で6歳以上の連対はなし、3年2か月ぶりの1400mでどのような走りができるのか。
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△ ディヴィーナ
近走は大敗が続いているが、どれも道中折り合いを欠いての負けなので今回の距離短縮はプラスに働きそう。条件戦では高い素質を見せていた馬なのでこの距離短縮で新しい一面がみれるかも。開幕週の阪神で内枠を引けたので馬場の有利を活かして好走したい。

まとめ
今回は京都牝馬ステークスの過去10年データ分析と最終予想をやっていきました。
データの注目ポイントは、4,5歳馬、1番人気、5~8枠、栗東所属、差し、追い込み、前走重賞組、前走芝1400m以上、芝1600m以上での優勝経験
最終予想印は以下の通り
◎ ララクリスティーヌ
○ ウインシャーロット
▲ サブライムアンセム
△ ウォーターナビレラ、ミスニューヨーク、ディヴィーナ
今週も一緒に当てられるように頑張りましょう!ありがとうございました!
今週のその他重賞の過去10年データ分析については↓こちらをぜひ参考にしてください!

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