3月26日(日)にはGⅠ高松宮記念が開催されます!去年のこのレースは8番人気のナランフレグが優勝し、3連単配当はなんと278万4560円!過去10年でも8番人気以下が8頭も馬券に絡むなどGⅠのなかでも荒れやすい傾向。
今年も絶対的な存在は不在で競馬初心者にとっては予想が非常に難解です。しかし、これは競馬ベテランの人でも同様です。
そこで今回は過去10年データから好走馬をみつけるヒントを探っていきたいと思います!最後には自分の枠順確定前予想も載せているのでぜひ予想の参考にしてください!
ここから始まる怒涛の春のGⅠシーズン。その初戦の高松宮記念。早めに予想を組み立て、電撃の短距離戦に乗り遅れるな!
- 勝率・・・1着になる確率
- 連対率・・・2着以上になる確率
- 複勝率・・・3着以上になる確率

高松宮記念 コース特徴

コース形態 | 芝・ダート | 距離 | 直線の長さ |
---|---|---|---|
左回り | 芝 | 1200m | 412.5m |
向正面の真ん中付近からスタートします。スタート後は緩い上り坂を120m進み、そのあとはラスト300mまでコーナーがきついスパイラルカーブの下り坂になります。最終直線に入ると高低差2mの急坂があり、坂を越えた残り200mはほぼ平坦のコースになります。
最終コーナーまでは距離があり、下り坂になるためハイペースになりやすい。下り坂からのスパイラルカーブがあるため外枠が不利になりやすいコースです。

高松宮記念 過去10年データ分析

馬齢別成績
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4歳 | 3-2-3-30 | 7.9% | 13.2% | 21.1% |
5歳 | 4-3-3-36 | 8.7% | 15.2% | 21.7% |
6歳 | 2-5-3-33 | 4.7% | 16.3% | 23.3% |
7歳 | 1-0-1-29 | 3.2% | 3.2% | 6.5% |
8歳 | 0-0-0-16 | 0% | 0% | 0% |
9歳 | 0-0-0-2 | 0% | 0% | 0% |
10歳 | 0-0-0-2 | 0% | 0% | 0% |
11歳 | 0-0-0-1 | 0% | 0% | 0% |
馬券の中心は6歳以下の馬。6歳以下までなら連対率、複勝率に大きな差はありません。軸馬は若い馬を狙いましょう。
7歳以上は消し。7歳で勝ったのは香港からの招待馬であったエアロヴェロシティのみ。短距離戦はスピードがかなり求められ、スピードの劣る高齢馬の好走は厳しいようです。
×キルロード、トゥラベスーラ、ナランフレグ、ファストフォース、ホープフルサイン

人気別成績
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 2-1-2-5 | 20% | 30% | 50% |
2番人気 | 2-4-0-4 | 20% | 60% | 60% |
3番人気 | 2-1-3-4 | 20% | 30% | 60% |
4~6番人気 | 2-2-1-25 | 6.7% | 13.3% | 16.7% |
7~9番人気 | 2-1-0-27 | 6.7% | 10% | 10% |
10番人気以下 | 0-1-4-84 | 0% | 1.1% | 5.6% |
昨年以外の過去9年は3番人気以内の馬が必ず馬券に絡んでいるので、上位人気は堅実。
それでも下位人気からでも勝ち馬がでており穴馬の好走も見逃せません。10番人気以下が3着に4頭と最も多く、3連系の3列目にいれてみるといいでしょう。

枠順別成績
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 1-0-0-19 | 5% | 5% | 5% |
2枠 | 3-2-1-14 | 15% | 25% | 30% |
3枠 | 2-1-0-17 | 10% | 15% | 15% |
4枠 | 0-2-4-14 | 0% | 10% | 30% |
5枠 | 1-1-3-15 | 5% | 10% | 25% |
6枠 | 1-1-0-18 | 5% | 10% | 10% |
7枠 | 1-1-1-26 | 3.4% | 6.9% | 10.3% |
8枠 | 1-2-1-26 | 3.3% | 10% | 13.3% |
短距離戦であることと、最終コーナーがスパイラルカーブであるため内枠有利の傾向。特に2,3枠が好走成績。
一方で1枠は過去10年で1頭しか馬券に絡んでいません。短距離戦でポジション争いが激しくなるので馬群に囲まれやすい最内枠が不利になると考えられます。

所属別成績
所属 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
美浦 | 2-3-5-44 | 3.7% | 9.3% | 18.5% |
栗東 | 7-7-5-104 | 5.7% | 11.4% | 15.4% |
その他 | 1-0-0-1 | 50% | 50% | 50% |
栗東所属馬が7勝と優勢。連対率も11.4%と優秀です。栗東所属馬を中心に考えたいです。
一方で関東所属の騎手が栗東所属馬に騎乗した場合【0-0-0-21】と好走例がありません。この条件に当てはまる馬は消し。
×ウォーターナビレラ、トゥラベスーラ、ピクシーナイト
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脚質別成績
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-0-1-8 | 10% | 10% | 20% |
先行 | 4-3-3-28 | 10.5% | 18.4% | 26.3% |
差し | 4-6-6-66 | 4.9% | 12.2% | 19.5% |
追い込み | 1-1-0-47 | 2% | 4.1% | 4.1% |
追い込み以外の脚質は好走率が高いです。短距離戦ながら差しも決まりやすい傾向。コース特徴からハイペースになりやすいことがその要因と考えられます。
逃げ馬で好走した2頭は9,10番人気と穴馬でした。逃げ馬には注目したい。
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前走別成績
前走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
シルクロードS | 4-2-1-23 | 13.3% | 20% | 23.3% |
阪急杯 | 3-2-3-38 | 6.5% | 10.9% | 17.4% |
オーシャンS | 1-2-5-54 | 1.6% | 4.8% | 12.9% |
香港のレース | 2-0-1-6 | 22.2% | 22.2% | 33.3% |
その他 | 0-4-0-28 | 0% | 12.5% | 12.5% |
過去10年で馬券になった30頭すべてが前走重賞組でした。前走重賞組かつ連対していた馬が特に好成績で、勝ち馬10頭のうち7頭が前走連対していました。
前走OPクラス以下からの出走馬の好走例はありません。前走OP以下は消し。
×レディバランタイン

前走人気別成績
前走の単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4番人気以内 | 9-7-8-71 | 9.5% | 16.8% | 25.3% |
5番人気以下 | 1-3-2-56 | 1.6% | 6.5% | 9.7% |
前走4番人気以内の馬が9勝、馬券内30頭のうち24頭と好走馬のほとんどを占めています。軸馬選びは前走4番人気以下だった馬がいいです。
2014年のスノードラゴンが前走11番人気ながら2着に好走したように、前走5番人気以下でも連対していた馬には注目です。
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前走着順別成績
前走着順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2着以内 | 7-8-3-43 | 11.5% | 24.6% | 29.5% |
3着以下 | 3-2-7-106 | 2.5% | 4.2% | 10.2% |
前走2着以内だった馬が7勝、複勝率29.5%と優勢です。2019年を除く過去9年で前走連対馬が必ず馬券に絡んでいるため馬券の中心で考えたい。
一方で前走10着以下からの巻き返しも2頭いますが、2頭ともGⅠ勝ち馬であったためなかなか厳しいでしょう。
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出走間隔別成績
出走間隔 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
連闘 | 0-0-0-0 | 0% | 0% | 0% |
2週 | 0-0-0-3 | 0% | 0% | 0% |
3週 | 1-2-4-59 | 1.5% | 4.5% | 10.6% |
4週 | 3-3-3-37 | 6.5% | 13% | 19.6% |
5~9週 | 5-4-2-36 | 10.6% | 19.1% | 23.4% |
10~25週 | 1-1-1-14 | 5.9% | 11.8% | 17.6% |
半年以上 | 0-0-0-0 | 0% | 0% | 0% |
出走間隔5~9週だった馬が5勝、複勝率23.4%と好成績。ゆとりのあるローテの馬が狙い目。
一方で10週以上の間隔が空いた馬は苦戦傾向。3頭馬券に絡んでいますがすべて2番人気以内の馬でした。10週以上の間隔で当日3番人気以下だった馬は消し。

高松宮記念 枠順確定前予想

◎ ナムラクレア
本命はナムラクレア。想定1番人気、鞍上は浜中俊騎手。シルクロードステークス1着からの参戦です。
馬券の中心である4歳馬。前走1着であり、前走連対していた馬は過去10年のうち9年で馬券に絡んでいます。その前走はシルクロードステークスで、このレースからの出走となった馬は4勝、連対率20%と最も相性の良いローテーションです。今回と同舞台のレースで勝ち切れたことは高評価です。
そのシルクロードステークスのパフォーマンスはさらに評価できる内容でした。このレースはナムラクレアにとって休み明け、新馬戦以来の左回りであり、牝馬ながら56.5kgという高斤量(牡馬換算58.5kg)を背負うなどレース前は不安点も多数ありました。
しかし、そんな不安を払拭するように上がり32.9秒という抜群の末脚での差し切り勝ち。さらに一度2着のファストフォースに追い抜かれますが、それを差し返しての勝利でした。これをみてもかなりの勝負根性の持ち主であることが分かり、彼女にとって斤量は問題にならないと感じられます。今回はその斤量が56kgに減量されるためさらに力を発揮してくれるでしょう。
不安点としてはGⅠでの実績。初のGⅠ挑戦となった昨年のスプリンターズステークスでは2番人気に推されながらも5着に敗れてしまいました。このことからもGⅠで好走実績のあるナランフレグやピクシーナイトに勝てるのかには疑問が残ります。

ただ、この負けは進路取りの差だったと思います。この時は1~4着まで内馬場を走っていた馬という内馬場有利の条件で大外を走りながら僅差の5着になっています。負けて強しの内容で、進路をうまくとっていたらG1でも十分勝ち負けできた実力はあったと思います。
この騎乗を反省してなのか前走のシルクロードステークスでは終始内を走っていたので、今回も上手く立ち回ってくれると思います。GⅠ級の高い能力を持ちながらここまで一歩届かないもどかしい成績が続いていますが、個人的にもとても好きな馬なのでここで一花咲かせてもらいたい。
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○ ダディーズビビット
対抗はダディーズビビット。想定12番人気、鞍上は秋山真一郎騎手。阪急杯2着からの参戦です。
このレースは前走で連対してい馬が複勝率29.5%で過去10年のうち9年で馬券に絡んでいるため、前走連対馬を積極的に狙っていきたいところ。この馬も前走連対しており、阪急杯組は3勝、複勝率17.4%と相性のいいローテーション。また、前走4番人気以内というプラスデータにも該当します。
この馬は重賞での好走こそ前走が初めてでしたが、短距離重賞では強い相手に善戦してきています。4着に敗れたオーシャンSは1着がスプリンターズステークスを制したジャンダルム、2着が高松宮記念を制したナランフレグ。その相手に0.2秒差の4着はかなり強い内容。同様に4着に敗れたセントウルステークスは1着が重賞6勝のメイケイエール。この時はレコードタイムだったため1着とは離されましたが、2着とは0.2秒差。さらに安田記念を制したソングラインに先着しています。
前走の阪急杯は直線で上がり33秒台の素晴らしい末脚で1着のアグリにクビ差まで迫りました。3着馬とは2馬身半差をつけており、その実力の高さを見せつけました。そのアグリは4連勝中の上がり馬で今回も3番人気に推されています。そんな強い相手に差のない競馬をしていたこの馬が12番人気になるなら狙い目です。
しかし、阪急杯のメンバーレベルがそこまで高くなかったため、GⅠへと相手のレベルが一気に強化される今回も好走できるかは疑問ですし、秋山騎手の初騎乗というのもマイナス要素。しかし、気性が荒く、折り合いに不安のあるこの馬にとっては距離短縮はプラスに働くはずです。また、左回りの方が好成績を残していて、1200m戦で好走した2戦はすべて中京開催。得意の舞台に戻ってくることで前走よりもさらなる力を発揮してくれるでしょう。
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▲ ウインマーベル
三番手はウインマーベル。想定6番人気、鞍上は松山弘平騎手。シルクロードステークス7着からの参戦です。
昨年のスプリンターズステークス2着馬。1200m戦では【3-3-3-1】と非常に安定した成績を残しています。また、中京コースも【1-1-0-1】と得意としています。能力と実績は今回のメンバーの中でも上位ですし、レベルの高い4歳世代。まだまだ伸びしろのある馬だと思うので前走の負けで人気を落とすなら狙っていきたい。
しかし、前走は7着と大きく負けてしまいました。このレースは前走連対していた馬の方が好成績を残しているので、好走できるのかには不安が残ります。しかし、前走レースは内容的には見直せるものでした。
前走はその実績の高さから59kgという高斤量を背負わされてしまいました。今年から斤量改定があったため、前々走のスプリンターズステークスから+4kgと大幅増量となりました。この影響もあってかスタートが鈍く最後方からの競馬となってしまいました。そのため中盤にかけてかなり脚をつかって中団まで押し上げていった印象です。

中盤で脚を使ったからか最終直線では思うように伸びませんでした。また、大外枠でスタートも出遅れたことから終始馬場の外を走らされてしまい距離ロスもあったことも直線で伸びを欠いた要因の一つだと考えられます。
今回斤量は1kg減量ですし、内枠を引くことが出来たらより力を発揮してくれることでしょう。鞍上の松山騎手とも【1-2-0-1】と相性抜群。さらに松山騎手は今週ドバイで出走するテーオーケインズの主戦も務めていますが、ウインマーベルの騎乗を選んできています。高い勝負気配も感じられるため好走に期待できます。

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