5月7日(日)にはGⅠNHKマイルカップが開催されます。3歳世代の最強マイラーを決めるこの一戦。世代の有力馬がこぞって参戦してきたため今年は例年以上に混戦模様です。
2歳チャンピオンのドルチェモア、前哨戦のNGTを勝利したエエヤン、GⅠ馬2頭に勝利したカルロベローチェ、すでに重賞2勝のオオバンブルマイなどクラシック路線に進んでいてもおかしくないような有力馬が多数出走します。
想定オッズでは1番人気でも6倍台とどんな競馬識者でも予想が困難になってきています。
そこで今回は過去10年データ分析で難解GⅠの好走馬を導き出していきます!

競馬識者でも分からないのに初心者がデータだけで当てられるわけないだろ!
こんな不安を抱えている方もいるかもしれません。ですが心配いりません。このデータ分析記事では過去に大阪杯でダノンザキッド10番人気3着、桜花賞でペリファーニア5番人気3着、皐月賞でタスティエーラ5番人気2着と連続で穴馬の好走を導き出すことができています!
競馬初心者でも十分好走馬を見つけることは可能です!僕と一緒に予想を的中させて楽しい競馬ライフを送りましょう!
- 勝率・・・1着になる確率
- 連対率・・・2着以上になる確率
- 複勝率・・・3着以上になる確率

NHKマイルカップ コース特徴

コース形態 | 芝・ダート | 距離 | 直線の長さ |
---|---|---|---|
左回り | 芝 | 東京1600m | 525m |
2コーナーからスタートするワンターンのレース。スタートから3コーナーまで550mもあるためそこまで激しいポジション争いはおきにくい。3コーナーの手前から下り坂に入り、4コーナーを過ぎると525mの最後の直線を迎え、直線入り口では急坂も待ち構えています。3コーナーからの下り坂でペースが速くなりやすくなるためなかなか息を入れるタイミングが難しいコース形態。マイル戦であるもののスピードだけでなくスタミナやパワーも問われるレース。

NHKマイルカップ 過去10年データ分析

人気別成績
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 2-1-1-6 | 20% | 30% | 40% |
2番人気 | 3-2-1-4 | 30% | 50% | 60% |
3番人気 | 1-1-0-7 | 11.1% | 22.2% | 22.2% |
4~6番人気 | 2-2-2-24 | 6.7% | 13.3% | 20% |
7~9番人気 | 1-1-3-25 | 3.3% | 6.7% | 16.7% |
10番人気以下 | 1-3-3-83 | 1.1% | 4.4% | 7.8% |
上位人気の馬がそこまで信頼できないレース。ほぼ毎年7番人気以下の穴馬が好走しています。
10番人気以下の大穴馬の好走も7回とかなり多く、昨年は18番人気単勝229倍の超大穴馬のカワキタレブリーが3着に好走しました。穴馬を積極的に狙っていきたいレースです。

枠順別成績
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 0-2-1-17 | 0% | 10% | 15% |
2枠 | 1-1-0-17 | 5.3% | 10.5% | 10.5% |
3枠 | 0-1-2-17 | 0% | 5% | 15% |
4枠 | 2-0-1-17 | 10% | 10% | 15% |
5枠 | 1-3-2-14 | 5% | 20% | 30% |
6枠 | 2-0-2-16 | 10% | 10% | 20% |
7枠 | 1-1-0-28 | 3.3% | 6.7% | 6.7% |
8枠 | 3-2-2-23 | 10% | 16.7% | 23.3% |
過去10年で勝ち馬7頭と外枠有利傾向。特に5枠が好相性でここ4年好走した3頭はすべて7番人気以下の馬でした。多頭数レースですが大外枠でも問題ありません。
一方で内枠は苦戦傾向。特に2枠から好走したのは共に1番人気の馬でした。2枠からの穴馬の好走は期待できません。
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所属別成績
所属 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
美浦 | 4-5-2-58 | 5.8% | 13% | 15.9% |
栗東 | 6-5-8-91 | 5.5% | 10% | 17.3% |
好走数、複勝率ともに栗東所属が優勢。しかし、所属による大きな差はないので気にしなくて問題ないです。
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脚質別成績
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 2-1-1-6 | 20% | 30% | 40% |
先行 | 2-2-2-35 | 4.9% | 9.8% | 14.6% |
差し | 4-4-6-62 | 5.3% | 10.5% | 18.4% |
追い込み | 2-3-1-46 | 3.8% | 9.6% | 11.5% |
直線の長い東京コースのため、差し・追い込み馬が有利傾向。穴馬の好走はほぼすべて後方脚質の馬でした。軸馬は後ろからでも差し切れる末脚を持った馬を狙いたい。
一方で逃げ馬の好走も目立ちます。しかし、逃げ切った4頭のうち3頭は1番人気。実力がないと逃げ切りや先行押しきりは難しいようです。
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前走距離別成績
前走距離 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1800m以下 | 7-9-8-138 | 4.3% | 9.9% | 14.8% |
1800m超え | 3-1-2-12 | 16.7% | 22.2% | 33.3% |
馬券内30頭のうち24頭が前走1800m以下のレースに出ていた馬でした。しかし、1800m超えのレースに出ていた馬は複勝率33.3%とかなり優秀。特に皐月賞に出ていた馬が6頭中4頭を占めていました。
○ダノンタッチダウン
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1800m以下の馬の前走別成績
前走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
桜花賞 | 2-2-0-12 | 12.5% | 25% | 25% |
ニュージーランドT | 2-1-2-45 | 4% | 6% | 10% |
アーリントンC | 2-0-4-19 | 8% | 8% | 24% |
ファルコンS | 1-1-1-16 | 5.3% | 10.5% | 15.8% |
毎日杯 | 0-2-0-7 | 0% | 22.2% | 22.2% |
その他レース | 0-3-1-39 | 0% | 7% | 9.3% |
前走1800m以下だった馬の出走していたレースをみると桜花賞、アーリントンC、毎日杯が好相性。共に阪神1600mで開催されたレースでした。2016年から7年連続でこの3レースを走っていた馬が好走しています。
アーリントンC組は好走した6頭中4頭が6番人気の馬でした。穴馬をみつけるならこのレースからの馬に注目です。
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前走人気別成績
前走人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 5-4-2-15 | 19.2% | 34.6% | 42.3% |
2番人気以下 | 5-6-8-135 | 3.2% | 7.1% | 12.3% |
前走1番人気だった馬が勝率19.2%、複勝率42.3%とかなり優勢。軸馬は前走1番人気だった馬から。
前走1番人気からは8番人気3着のフラムドグロワール、17番人気2着のタガノブレイクと穴馬の好走もあります。
○カルロベローチェ、ドルチェモア、ユリーシャ
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前走着順と1着馬とのタイム差別成績
前走着順と1着馬とのタイム差 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着または2着以下で1着馬とタイム差0.3秒以内 | 5-5-5-45 | 8.3% | 16.7% | 25% |
2着以下で1着馬とタイム差0.4秒以上 | 1-1-1-45 | 2.1% | 4.2% | 6.3% |
前走1着か1着馬とタイム差0.3秒以内に好走していた馬が馬券内18頭のうち15頭を占めていました。軸馬は前走好走していた馬。
一方で1着馬とタイム差0.4秒差以上離されていた馬は複勝率6.3%とかなり苦戦しています。2016年以前は前走大敗からの巻き返しも多かったですが、近年は特に前走好走馬が強い傾向です。前走大敗馬は割り引き。
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馬番別成績
馬番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1~9番 | 0-3-3-48 | 0% | 5.6% | 11.1% |
10~18番 | 6-3-3-42 | 11.1% | 16.7% | 22.2% |
外枠有利の枠順傾向のとおり過去6年の勝ち馬はすべて馬番10番より外から出ています。9番よりうちで好走した6頭のうち4頭は3番人気以内。
穴馬を狙うなら10番よりも外の馬を狙いたい。
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前走4コーナー通過順別成績
前走4コーナー通過順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4番手以内 | 2-1-3-17 | 8.7% | 13% | 26.1% |
5番手以下 | 1-2-0-28 | 3.2% | 9.7% | 9.7% |
直線が長く後方脚質の馬が活躍しやすい東京コースですが、近年は前走4コーナー4番手以内の前で競馬していた馬が優勢傾向。複勝率26.1%とかなり優秀な成績です。
前走5番手以下ながら好走した3頭はJRAのオープンクラスのレースで1着かつ4コーナー通過順が4番手以内の経験があった馬でした。この経験があった馬の成績は【1-2-0-5】複勝率37.5%。この経験もなかった馬は消し。
×ウンブライル、サトノヴィレ、ダノンタッチダウン、トーホウガレオン、ナヴォ―ナ、フロムダスク、ミシシッピテソーロ
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NHKマイルカップ 枠順確定前予想

◎ シャンパンカラー
本命はシャンパンカラー。想定12番人気、鞍上は内田博幸騎手。NGT3着からの参戦です。
ここまで4戦2勝、馬券内3回と安定した成績。前走1着馬と0.3秒差以内、前走4コーナー4番手以内のプラスデータにも該当しています。
この馬で評価したいのは東京マイルでの適正の高さ。今回人気が予想されるエエヤン、オオバンブルマイ、ダノンタッチダウン、カルロヴェローチェは東京1600mでの出走は初となります。経験がある馬でも1回のみの馬がほとんど。それに対してこの馬は2戦経験があり、かつ2勝をあげています。
過去27回の勝ち馬のうち18頭は東京経験があった馬で、12頭が東京での勝利経験がありました。コース適正が求められるレースであるため、東京で2戦2勝のこの馬の好走はかなり期待できます。また、過去10年東京で2戦以上の経験があり、連対率100%だった馬から2頭の勝ち馬が出ています。十分勝ちも狙えるでしょう。
ここ2戦は重賞で6着、3着と勝ち切れていないので実績面では見劣りしますが、内容は見直せるもの。2走前の京成杯は初の2000m戦。明らかに距離が長く直線で全く伸びませんでしたし展開も不向き。1着のソールオリエンスは後に皐月賞を制するなどかなり強い相手でした。
前走のNGTでは得意のマイル戦に戻り3着と好走。しかし、直線ではうまく進路が開かずスムーズに競馬できませんでした。それにも関わらず0.3秒差の3着は負けて強しの内容。1着のエエヤンは中山で3連勝と得意にしているものの、東京では未勝利戦でも5着に敗れているのでこの馬の得意舞台に戻れば逆転の可能性もあるでしょう。一気にGⅠ馬へと飛躍できるかに注目です。
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○ ダノンタッチダウン
対抗はダノンタッチダウン。想定5番人気、鞍上は川田将雅騎手。皐月賞18着からの参戦です。
今回唯一の前走1800m超えのレースからの出走となる馬。前走1800超えからの出走馬【3-1-2-12】複勝率33.3%とかなり優秀。この好走馬6頭中4頭は皐月賞からの出走で、この馬も同様のローテーションとなっています。
その皐月賞は18着と最下位着順。ここから巻き返せるのかが課題となります。しかし、この皐月賞は見直せる内容。
この馬の成績を見ると朝日杯FS2着、東スポ杯2歳S2着とマイル戦で成績を残してきています。そのため皐月賞の2000mは適正よりも長い距離であった。さらに重馬場でよりタフな条件となっていた。ハイペースで差しが決まりやすい展開で先行したことも厳しかった要因でしょう。このように前走の皐月賞は度外視していいレースと考えます。
この馬で評価できるのは2着となった朝日杯FS。1~6着でこの馬を除く他5頭は4コーナー7番手以内を走っていた馬で前有利の展開の中4コーナー11番手から2着に好走しました。展開が向かない中で上がり最速の末脚でクビ差の2着は有利な先行で勝利したドルチェモアよりも評価できます。
今回のレースは先行馬が揃いました。そのためハイペースの展開が予想されます。差し有利の展開となれば朝日杯からの逆転も可能です。直線の長い東京へのコース替わりも末脚自慢のこの馬にとってはプラスに働くでしょう。
皐月賞では負担をかけないために最後の直線でほとんど追っていませんでしたので、そこまでダメージが残っていないでしょう。川田騎手は東京1600m戦で過去3年【6-5-3-15】複勝率48.3%と素晴らしい成績を残しています。この名手とともに雪辱を誓います。
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▲ モリアーナ
三番手はモリアーナ。想定9番人気、鞍上は横山典弘騎手。NGT4着からの参戦です。
前走1着と0.3秒差以内、前走4コーナー4番手以内のプラスデータに該当します。ここまで5戦2勝。重賞では高い壁に阻まれている印象の強い馬。しかし、十分高い素質を秘めていると感じます。
前走のNGTでは7枠14番からの出走で、終始外を回すロスの多い競馬でした。さらにコーナーで外に膨れてしまうなどスムーズにいかない面も多かったです。タフな中山でこのような展開では厳しかった。それにも関わらず0.3秒差の4着、3着とはタイム差なしという結果は負けて強しの内容だったと思います。
この馬で評価したいのは2走前のクイーンC。このレースは今回と同じ東京1600mでの開催。この時の1着ハーパーはその後桜花賞で4着。2着ドゥアイズは桜花賞5着。4着イングランドアイズはフローラS4着、6着ウンブライルはNGT2着と世代トップクラスの牝馬が揃っていました。
先着された2頭は4コーナー通過5番手と3番手。前有利の展開ながら11番手から上がり最速の末脚で3着、しかも1着とタイム差なしまで迫れたのは非常に強い内容でした。展開次第で十分逆転もあり得たでしょう。
前走で牡馬相手でも勝負できることが分かりましたし、安定して上がり3位以上の末脚を繰り出せるので直線の長い東京コースは歓迎。ハイペースが予想されるメンバーなのでこの馬に向いた展開になるでしょう。鞍上も武藤雅騎手からベテランの横山典弘へと強化されたので新たなパートナーとともにGⅠ制覇を狙います。
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まとめ
今回はNHKマイルカップの過去10年データ分析と枠順確定前予想を発表していきました。
プラスデータ | マイナスデータ |
---|---|
穴馬の好走が目立つ | 上位人気が不振 |
外枠有利 | 2枠 |
差し・追い込み有利 | 逃げ馬は実力が必要 |
前走皐月賞、桜花賞、アーリントンC、毎日杯 | 前走ニュージーランドT |
前走1番人気 | 前走2番人気以下 |
前走1着か1着とタイム差0.3秒以内 | 前走1着馬と0.4秒以上 |
馬番10~18番 | 馬番1~9番 |
前走4コーナー4番手以内 | 前走5番手以下 |
枠順確定前予想印は以下の通り
◎ シャンパンカラー
○ ダノンタッチダウン
▲ モリアーナ
今週も一緒に当てられるように頑張りましょう!ありがとうございました!

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